延滞中でもお金借りることって可能?審査に自信がない時の借入法

この記事を5秒でまとめると…

  • 延滞中に借りるなら質屋、ブラック解消まで待つ、身内から借りる
  • 虚偽内容での借入、延滞の継続、ヤミ金利用は絶対NG
  • 中小業者なら借りる望みはある

個人が手軽に借金する方法には、銀行カードローンや消費者金融会社のキャッシング、クレジットカードでの借入れなど、さまざまなものがあります。

しかし、計画通りに返済ができず、遅延を続けた結果、借金を滞納してしまう人もいらっしゃいます。

ネットなどの投稿を見ていると、延滞中にも金策が必要となり、新たな借り入れを希望する人も多いようです。

そこでこの記事では、延滞中にお金借りるためには、どうすれば良いのかについて紹介します。

目 次





延滞してもお金借りるには「信用情報に影響する支払いなのか」を理解する

「○○の支払いを忘れていた!」

期日通り支払いすることが一番ですが、うっかり延滞してしまうことは誰にでも少なからずあることです。

延滞したときに心配なのが信用情報への影響です。延滞すると信用情報に傷がついてしまい、カードローンやクレジットカードの審査に通らなくなりお金借りることができない可能性が高いです。

しかし、どんな料金の支払いでも延滞すると信用情報に必ず影響があるというわけではありません。

延滞中だからお金借りることはできないと諦めてしまう方もいますが、料金によっては延滞中でも信用情報にまったく影響しないものもあります。

信用情報に影響しないのであればたとえ延滞中でも新たにお金借りることができます。

今、ある支払いを延滞中だという場合、その支払いが「信用情報に影響するかどうか」でお金借りる方法の選択肢が変わってきます。

具体的には、

  • 延滞すると信用情報に傷がつくもの
  • 場合によっては延滞すると信用情報に傷がつくもの
  • 延滞しても信用情報に傷がつかないもの

以上の3つに分けることができます。

延滞すると信用情報に傷がつくもの

ここでは延滞するとほぼ間違いなく信用情報に傷がつくものについて紹介します。

その①:クレジットカード

クレジットカードの利用料金を期日通りに支払いしないと信用情報に悪影響を及ぼすのは有名な話です。

1日でも延滞すると、即信用情報に傷がつくこともあれば1週間程度の延滞なら問題無しとなることもあります。

具体的にどのぐらいの日数を延滞すると信用情報に影響するのかは、各カード会社によって異なります。

日本には次の3つの信用情報機関が存在します。

信用情報機関

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

CICに加盟しているのは主にクレジットカード会社です。JICCは貸金業者とクレジットカード会社、KSCは銀行などの金融機関がメインで加入しています。

クレジットカードを滞納すると、CICの信用情報に傷が付く可能性が高いです。なぜなら、クレジットカード会社はCICに加盟するのが義務だからです。

そのためクレジットカードを延滞すれば、まずCICの信用情報に傷がつくことを覚悟しなければいけません。

では、JICCとKSCの信用情報はどうなるのか?と言うと、契約しているクレジットカードの発行会社がJICCとKSCに加盟しているかどうかで変わってきます。

発行会社がJICCに加盟していればJICCの信用情報に傷がつきますし、KSCに加盟していればKSCの信用情報に傷がつきます。

ただ、KSCに加盟しているクレジットカード会社は極少数です。JCBカードやアメックス、一部の大手銀行が発行するクレジットカードぐらいです。

カード会社がどの信用情報機関に加盟しているかは、CIC・JICC・KSCそれぞれの公式ホームページにて公開していますので、そのリストを確認すればわかります。

その②:消費者金融や信販会社のローン

消費者金融や信販会社など銀行以外の金融業者が貸主であるローンです。

たとえば、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠、街金、信販会社の目的ローンなどが該当します。

また一部の貸金業者の中には住宅ローンを扱っているところもあり、この場合も該当します。

これらのローンが延滞中だとCICとJICCの信用情報に傷がつきます。

どちらか一方ではなく両方の信用情報に傷がつくと思って良いでしょう。なぜならCICとJICC両方に加盟しているケースがほとんどだからです。

信用情報は共有されている

仮にCICまたはJICCどちらかの機関にしか加盟していなくても、FINEという情報共有システムにより、互いの信用情報を取得することができてしまいます。

そのため、延滞中でJICCにしか傷がつかなくてもCICはその情報を共有システムにより知ることができてしまうというわけです。

KSCに関してはそれほど気にする必要はないです。KSCの加盟会員は銀行などの金融機関がメインで、加盟する貸金業者は一部だからです。

その③:銀行が貸主であるローン

銀行が貸出するローンの場合、信用情報に傷がつくのは主にKSC(全国銀行個人信用情報センター)です。

ただし、銀行のローンを延滞中だと必ずKSCの信用情報に傷がつくのかというとそうではありません。

と言うのも、貸出をしている銀行が必ずしもKSCに加盟しているとは限らないからです。

クレジットカード会社はCICに加盟することが義務付けられていますが、KSCの加盟は任意とされています。

そのため、銀行は必ずKSCに加盟しているわけではないのです。

とは言え、実際のところほとんどの銀行がKSCに加盟していますのでローンを延滞すればSCの信用情報に傷がつくと思って良いでしょう。

保証会社がCICに加盟していると・・・

銀行のローンは間に保証会社が入ることが多いです。その場合、保証会社との契約内容がCICに記録がされます。

銀行がCICに加盟していなくても、その保証会社がCICに加盟していれば延滞するとCICに傷がつく可能性があります。

ただし、短期の延滞ではなく長期の延滞や代位弁済になった場合に限ります。

その④:スマホ・携帯電話の端末代金

意外と知らない人が多いのが「スマホ・携帯電話の購入代金」です。

スマホや携帯電話は端末代金が高額であるため、分割で購入される人がほとんどかと思いますが。

実はこれらの支払いを延滞すると信用情報に傷がついてしまうのです。

スマホや携帯電話の端末代を分割払いで購入する契約を交わすことを「個別割賦」と言い、クレジット契約と同等に扱われます。

ドコモ、ソフトバンクはCICとJICCに加盟していますし、auはCICに加盟していますので、各携帯電話会社でスマホや携帯電話を分割払いで購入すれば信用情報に記録されます。

その⑤:連帯保証人

ローンの連帯保証人になって延滞した場合も信用情報に傷がつく場合があります。

連帯保証人は保証契約に基づく請求を受けて、それを延滞した場合は信用情報に傷がつきます。

保証契約に基づく請求を受けてそれを延滞した場合に限ります。

単に「主たる契約者が延滞中だから」「請求を受けた」というだけでは連帯保証人の信用情報に傷がつくことはありません。

主たる契約者が契約している金融業者がどの信用情報機関に加盟しているかで、どこの信用情報が傷つくが変わってきます。

その⑥:リース契約

たとえば、車をローンで購入するのではなくリース契約で借りて乗る場合が該当します。

リース契約の延滞で傷がつくのはCICとJICCです。KSCではリース契約の取扱はありませんので対象外です。

場合によっては延滞すると信用情報に傷がつくもの

ここでは、場合によっては信用情報に傷がつくものについて紹介します。

その①:家賃

該当する人はかなり少ないですが、家賃を滞納した場合も信用情報に傷がつく可能性があります。

どのような場合に影響するのかというと、賃貸契約の間にCICやJICCに加盟する保証会社が入っている場合です。

保証会社が間に入らない契約や、信用情報機関に加盟していない保証会社が間に入っている場合は対象外です。

保証会社が間に入り賃貸契約を結ぶ場合、家主とだけでなく保証会社と家賃保証契約を結ぶことになります。

CICとJICCは保証契約を取扱していますので、その内容が信用情報に記録されるのです。

どれぐらいの期間で家賃を延滞中だと信用情報に傷がつくのか、その基準は個々の保証会社によりますが、一般的には2ヶ月~3ヶ月の延滞を起こすと信用情報に影響が出る可能性が高いです。

家賃保証業務を営んでいる会社はCICとJICC両者に加盟しているところが多いです。

そのため、家賃を延滞するとCICとJICCどちらの信用情報にも傷がつくと思ったほうが良いでしょう。

その②:奨学金

スマホや携帯電話端末と同じぐらい、若者の間で多くの滞納者を出しているのが奨学金です。

様々な団体や企業で奨学金を奨学金制度を実施していますが、すべての奨学金が信用情報に影響するわけではありません。

今現在、滞納すると信用情報に傷がついてしまうのは「独立行政法人学生支援機構(JASSO)」のみとなります。

独立行政法人学生支援機構以外の奨学金を利用している場合は延滞しても信用情報に傷はつかないということになります。

ただし、大抵の学生は独立行政法人学生支援機構の奨学金を利用していますので、それだけに滞納して信用情報に傷がついてしまう人が増えているのです。

独立行政法人学生支援機構はKSC(全国銀行個人信用情報センター)に加盟していますので、延滞した場合はKSCに事故情報が記録されます。

奨学金の場合は、延滞が3ヶ月以上続いた場合に信用情報に記録がされます。

個人信用情報機関に個人情報を登録する条件
個人信用情報の取り扱いに関する同意書を提出していただいている方のうち、現在奨学金を返還されている方は、延滞3か月以上の場合に個人信用情報機関に個人情報が登録されます。
新たに返還を開始する方は、返還開始後6か月経過時点で延滞3か月以上の場合に登録されます。登録の判定は返還開始から6か月が経過してから、毎月行われます。
具体的には、平成23年度に採用され大学で4年間貸与を受けた場合、平成27年10月返還開始となり、そこから6か月後以降の時点(平成28年4月以降)で、延滞3か月以上の場合に登録されます。

独立行政法人学生支援機構「個人信用情報機関への個人情報・個人信用情報の登録」より

上記のとおり、独立行政法人学生支援機構の公式ホームページに明確に書かれています。

逆に言えば延滞を3ヶ月以上していなければ信用情報に傷がつくことはないということです。

奨学金を滞納しても信用情報に傷がつかないケースも・・・

独立行政法人学生支援機構の奨学金を滞納中だと、必ず信用情報に傷がつくわけではなく、これには例外があります。

2009年3月以前から利用者で信用情報への登録について同意していない人は延滞しても信用情報に傷がついていない可能性が高いです。

延滞しても信用情報に傷がつかないもの

延滞しても信用情報に何ら影響しない料金もあります。

その①:スマホ・携帯電話の通話・通信料金

スマホや携帯電話の通話・通信料金を延滞しても信用情報は傷つきません。

端末を分割払いで購入する場合、通話・通信料金と合算となるため、この場合は延滞すると信用情報に影響がありますが、一括払いで購入した場合は通話・通信料金を延滞しても信用情報には傷がつかないのです。

その②:ネットプロバイダーの工事・利用料金

たとえば、フレッツ光はCICに加盟しているNTTファイナンスが請求元となっているので、延滞すると信用情報に傷がつくと考えている人もいるようですが、特に影響はありません。

工事代金を分割で払っている人もいるかもしれませんが、割賦契約に該当しない単なる分割支払ですので心配する必要はありません。

ルーターを月額制のレンタルで支払いしている人も多いですが、リースや割賦とは異なるので、こちらも延滞したからと言って信用情報に記録されることはありません。

その③:NHK受信料

NHK受信料を延滞しても信用情報に何ら影響はありません。ただし、クレジットカードによる引き落としにしていて、その支払を延滞してしまうと傷がつきますので注意しましょう。

その④:公共料金

電気・ガス・水道などの公共料金はいずれも信用情報機関に記録されません。

一部のガス会社や電気事業者は信用情報機関に加盟していますが、これらの会社はクレジット事業やリース事業を別で行っているため信用情報機関に加盟しているだけに過ぎません。光熱費の支払いとは一切関係がありません。

その⑤:税金・年金・健康保険料

税金や健康保険関係の料金支払は信用情報機関に影響しません。もっとも延滞すると強烈な措置を取られることもありますが、信用情報に傷がつくことはないです。

他にも生命保険の掛け金やビデオのレンタル、交通違反などの罰金関係も延滞で信用情報に影響することはありません。

何の支払いを延滞中かでお金借りることができる可能性があるのかがわかる

以上が、延滞して信用情報に傷がつく料金と傷がつかない料金となります。

信用情報に傷がつくもの ・クレジットカード
・消費者金融、信販会社のローン
・銀行などの金融機関のローン
・スマホ、携帯電話の端末割賦払い
・連帯保証人
・リース契約
信用情報に傷がつく場合があるもの ・家賃
・奨学金
信用情報に傷がつかないもの ・スマホ、携帯電話の通話・通信料金
・ネットプロバイダーの工事・利用料金
・NHK受信料
・公共料金(電気・ガス・水道)
・税金、健康保険料
・ビデオのレンタル
・交通違反等の罰金
・生命保険の掛け金

信用情報機関に傷がつく可能性がある支払いを延滞中の場合は、新たにお金借りるのは難しいと思ったほうが良いでしょう。

延滞中にお金を借りる方法がまったくないわけではありませんが、延滞していない人に比べて借りられる可能性はかなり低くなります。

家賃や奨学金などの場合は、保証会社が間に入っているか、どこから奨学金を借りているかにより信用情報への影響の有無が変わってきます。

もし延滞中の場合は、これらのことを確認して信用情報に影響がないものであれば新たにお金を借りることは可能です。

延滞しても信用情報に傷がつかないものであれば、特に気にすることなくお金を借りることが可能です。

ただし、お金を借りる目的が遊びなど娯楽目的であれば止めておきましょう。まずは延滞中の支払いを最優先にするべきです。

延滞でお金借りる前に!知っておきたい延滞に関する知識

ローンやクレジットカード契約後、もっともやってはいけないことが支払いの延滞です。

「そんなこと分かってるよ!」というかもしれませんが、その影響について詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか?

ここではローンやクレジットカード支払いを延滞するとどうなるのか、延滞の知識について説明していきたいと思います。

延滞中はローン・クレジットカードの審査に通らなくなる

ローンやクレジット業界には個人の信用取引に関する記録がされる第三者機関が存在します。

これは個人信用情報機関と言い、ローンやクレジットの契約をすると、必ずこの機関に自分の信用情報が登録されるようになっています。

信用情報にはローンやクレジットの利用履歴が詳しく記録されます。きちんと入金できているか、延滞していないかなどの事実がもれなく記録されるのです。

「そんなこと許可してない!個人情報じゃないか」と思うかもしれませんが、申し込み前の「同意事項」を確認してみてください。

そこには信用情報機関へ登録する旨が記載されており、同意した上で申込することになっているはずです。

たとえば、下記はアコムの申込画面に表示されるものです。

アコム」より

信用情報機関へ登録されることが記載されています。

カードローンやクレジットカードを契約するということは、個人信用情報機関に情報が登録されるということです。これは避けることができないものなのです。

ローン審査時に個人信用情報機関を参照する

カードローン会社やクレジット会社は、ローン等の申し込みを受けると、個人信用情報機関に登録されている信用情報を参照し、審査に使用します。

延滞せず良好な情報が登録されていれば審査は有利になり、逆に延滞が登録されていると審査は不利となり落ちる可能性が高いです。

特に3ヶ月以上の延滞が続くと信用情報ブラックとなり、どの金融業者に申し込んでも審査に通るのが困難となります。

しかも、個人信用情報機関に紹介するのはカードローンやクレジットカードだけでなく、住宅ローンやマイカーローン、ショッピングクレジットなどの審査にも通らなくなってしまいます。

特に住宅ローンは一生に一度の大契約とも言えるものですから、審査に通らないとなれば大事です。数ヶ月の延滞が人生プランに大きな影響を与えてしまうことだってあるのです。

ローン・クレジット契約が強制解約になることも

延滞すると新規でローンやクレジットの契約ができなくなるだけではありません。

長期に渡り延滞中だと、利用中のローンやクレジットカードが強制解約になることもあります。

何日間延滞すると強制解約になるのか明確な数値はありませんので、あくまでも各金融業者の裁量に委ねられます。

1ヶ月以上延滞が続くと解約されることもありますし1日の延滞でもそれを数回繰り返すだけで強制解約や利用停止になることだって普通にあります。

延滞しても返済すればいいやなんて甘え考えでいると後で痛い目を見る可能性は大いにあるということです。

1社から強制解約されると他社の契約も強制解約になる危険性も

既に説明したとおり、ローンやクレジットの利用状況は個人信用情報機関に登録されるため、他の金融業者もその情報を閲覧することができます。

「他社で延滞が続いているから、うちでも延滞の可能性があるかも・・・早めに契約を終らせてしまおう」とされるケースがあります。

仮に強制解約にならなかったとしても、ローンやクレジットは数年単位で更新があり、その更新時に契約が終了になる可能性もあります。

たった1度の延滞で利用していたローンやクレジットカードがすべて使えなくなってしまう、そんなことが実際にあるということを忘れないでください。

強制解約の記録は個人信用情報機関に「5年間」残ります。これはCIC・JICC・KSC共に同じです。

いわゆるブラックリスト入りとなりますので、情報が消えるまでの間はローンやクレジットの審査には通らなくなります。

1日でも遅れたら延滞

ここまで読めば、延滞はしてはいけないものということがお分かりいただけたかと思います。

しかし、そもそも論として延滞の定義は何なのでしょうか。期日から何日以上空くと延滞になるのか?と疑問に思うところではないでしょうか。

一般的な延滞の定義

一般的な延滞の定義は、返済期日までに金融業者に入金されないことです。約束した日までに支払わなければそれは延滞ということです。

たった1日でも遅れれば、それは延滞なのです。とは言え、金融業者によって延滞として扱う許容範囲は異なります。

1日でも遅れればアウトとする厳しい会社もあれば、数日程度なら問題無しとする会社もあります。

だからと言って、これに甘えてはいけません。特に何の催促がなくても確実に延滞であることに変わりはありません。

今は問題なくても、いつまでその状態が続くかはわかりませんし、いつの間にか信用情報に延滞の記録がついているかもしれません。

現在進行形で延滞中という方は一日でも早く支払いをして延滞を解消すべきですし、今まで一度も延滞したことがないという人は今後もそれを継続し、決して返済日に遅れることがないよう維持し続けることです。

当日の口座入金は危ない

ローンやクレジットの支払いを口座引き落としにしている方は多いかと思いますが、ここで注意したいのが口座への入金タイミングです。

中には引き落とし日当日に入金されている方も多いかもしれませんが、これは非常に危険なことです。

口座引き落としの処理の仕方には次の3つのケースがあります。

  1. 当日に1回だけ引き落とし処理をする金融業者
  2. 当日の残高が不足していても、当日中に入金があれば再引き落とし処理する金融業者
  3. 当日に何回か引き落とし処理する金融業者

1の場合、引き落とし処理に間に合わなかったら当日中に入金しても再引き落としされませんので延滞となります。

具体的な処理時間は金融業者でないと分かりません。2と3は当日中に入金もしくは最終の引き落とし時間に間に合えば延滞となりません。

ただし、実際に自分が利用しているローンやクレジットがどのケースに該当するのかはわからないもの、試してみようにも、1や3だったときのことを考えると試すこともできませんね。

それを考えると当日の入金は避け、前日の営業日に口座に支払い分を入金しておくのが最善の方法だといえます。

カードローン延滞中にお金借りる方法

銀行や大手消費者金融は、個人に対して積極的に融資してくれますが、無計画に借入れしてしまった人は、延滞をして、信用情報ブラックとなる可能性があります。

その結果、借入れ審査に通過する可能性が低くなり、金策に苦しまなければならないでしょう。

では、そのような時には、どうやってお金借りることができるのでしょうか?

まずは、カードローン延滞中にお金借りる方法として

  • 「質屋を利用してお金借りる」
  • 「信用情報ブラックが解消されるまで待つ」
  • 「身内や友人、知人からお金借りる」

の3つを紹介します。

質屋を利用してお金借りる

延滞中にお金借りるには、質屋を利用するという方法があります。

質屋とは?

質屋とは、お金借りる代わりに品物を渡す「質草」を担保としてお金借りる方法で、質屋に渡すものの価値が高ければ高いほど、借りられる金額も上がります。

そのため、ブランド品や貴金属など、高価なものを質草として預けることが一般的です。

ただし、質屋は、キャッシングとは異なった法律で金利が定められており、その金利は年利60%程度となっています。

結果的に短期的な少額融資しか受けられなかったり、質草を諦めないといけないデメリットがあります。

信用情報ブラックが解消されるまで待つ

信用情報ブラックが解消されるまで待つというのも1つの方法です。

全ての金融取引は信用情報機関に掲載されていますので、延滞をすると金融事故情報が掲載され、一般的に信用情報ブラックといわれる状態となります。

たとえば自己破産などの債務整理では、5年から10年の間、事故情報が掲載されます。

延滞の場合は、信用情報機関によって1年から5年掲載されますので、その期間が済んでから、カードローンを利用するということも考えられるのです。

身内や友人、知人からお金借りる

金融業者からお金借りることが難しい場合は、身内や友人、知人からお金借りるという選択肢もあります。

個人からお金を借りるのであれば、審査を受ける必要もありませんし、説得が成功すれば、すぐにお金が手に入るでしょう。

ただし、個人融資は贈与とみなされて税金がかかる可能性がありますので、借用書や金利設定、返済実績が必要となります。

意外と面倒なので、貸してくれる金融業者を粘り強く探した方が良いかも知れません。以下の記事も参考にしてみてください。

親戚からお金借りる場合のよくある言い訳とリスクを徹底解説

2度と延滞しないために!延滞防止のためのおすすめ方法

どんなに注意していても延滞してしまうことは誰しもありえるもの。

もし、延滞をしてしまったというのであれば、今後は2度と同じことを繰り返さないように意識することと行動に移すことが大切です。

ここでは延滞しないようにするためのおすすめの方法をご紹介します。

支払い・返済は口座引き落としを利用する

最近のカードローンやクレジットカードは、支払いや返済が自由なものが多いです。

従来は専ら口座引き落としでしたが、ATMなどで支払いできるタイプのものが多く存在しています。

とは言え、支払い方法は口座引き落としが一番確実かつ安全です。事前に口座に入金しておけば、当日は勝手に支払いを済ませてくれるからです。

ATMやコンビニ払いは、毎回自分自身が出向いて支払いを済ませなければいけません。忙しかったりうっかりで忘れてしまうことは十分に起こりえることです。

公共料金や携帯電話料金もコンビニで払っているから問題ないと考える人も多いですが、ローンやクレジットの支払は、それらよりもずっと重みがあるもの。

一度でも延滞すれば、今後のライフプランに悪影響を及ぼすことさえあるものなのです。

口座引き落としに利用するのは給与振込口座がベストです。給与振込口座ならば、自分で入金手続きをする必要もなくうっかり忘れを防げます。

支払日を都合の良い日に変更する

カードローンやクレジットカードは支払日を変更可能なところがあります。支払日を一度決めてしまうと一切変更できないというわけではありません。

公式ホームページにはそのような記載がなくても、実際に電話で相談したところ支払日を変更できたというケースもあります。

もし支払日の変更が可能であれば、自分の給料日の直後に口座引き落としを設定することで、延滞リスクを減らすことができます。

事前通知サービスを利用する

カードローン会社やクレジット会社によっては、支払日が近づくとメールなどでお知らせしてくれるサービスを提供していたりします。

事前にお知らせしてくれれば延滞の可能性を下げることができますね。

利用しているカードローンやクレジットカードにそのようなサービスがあるなら、ぜひ利用しておきたいところです。

またそのようなサービスがなくても、スマホのカレンダーに毎月の支払日の3日前後前に支払いの通知が届くように設定しておくのも良いでしょう。これだけでも十分に延滞を防止することができるはずです。

延滞中にお金借りる場合にしてはいけないこと

借金を滞納している時にお金に困った場合、何とかしてお金借りようとする人がいらっしゃいますが、だからといって、何をしても良いというわけではありません。

してはいけないことを知っておかないと、自分で自分の首をしめることにもなりかねないのです。

まずは、カードローン延滞中にお金借りる方法として
ここでは、延滞中にお金借りる場合にしてはいけないこととして、

  • 「虚偽の内容で申し込む」
  • 「さらに延滞を続ける」
  • 「闇金を利用する」

について紹介します。
これらのことを安易に行わないように、十分注意しましょう。

虚偽の内容で申し込む

滞納中の人がお金を借りようとしても、審査では不利となってしまいます。そのような時に、苦し紛れとなって虚偽の内容で申し込もうとする人がいらっしゃいます。

安定収入がないのにあたかも安定収入があるように見せかけたり、実際の収入よりも上積みして申し込むようなケースがあげられます。

ほかにも、他社借入れがあるのに、ないように見せかけるなどして、少しでも自分の状況をよく見せて、融資にこぎつけようとするのです。

しかし、金融業者はプロなので、これらの行為は簡単に見破ります。このような行為をすると、審査に通過することはありませんので、逆効果となることを覚えておきましょう。

さらに延滞を続ける

延滞中にお金借りたいのであれば、そのまま延滞を続けていては、どんどん状況が悪化していきます。早めに延滞を解消する必要があるでしょう。

もしも複数社から借入れをして、借金苦に陥っているという場合であれば、おまとめローンなどを活用して、借金をスリム化しておくと良いでしょう。

おまとめローンは、今までバラバラだった複数社の金利を一本化することができますし、支払日が一元化されて、返済管理がしやすくなるというメリットもあります。

銀行や消費者金融など、各業者ごとにサービスが異なりますので、ぜひチェックしておきましょう。

闇金を利用する

闇金を利用することは絶対に控えましょう。闇金とは違法な融資を行う闇の金貸し屋です。

法外な金利を設定して、利用者からお金をむしり取ったり、完済できないように調整しながら、半永久的に利息を搾取するのです。

正規消費者金融一覧には名前がない業者や、貸金業の登録番号がない業者、直接電話で勧誘をかけて来る業者などは、闇金の可能性があるので注意が必要です。

1度引っ掛かると、借金に悩まされ続けなければならなくなりますので、相手にしないように気を付けましょう。

参考:闇金からお金借りると悲惨!闇金の手口を知って対処しよう

延滞中でも借りれる可能性のある中小事業者

延滞中にお金借りる場合には、少しでも審査に融通性があるところからでないと借入れは難しいでしょう。

カードローンを利用する場合には、低金利な銀行よりも消費者金融の方が借りやすいです。

しかし、中でも、中小消費者金融であれば、業者ごとに独自審査をしていたり、大手でお金借りることができなかった人の受け皿として、積極的な融資を行っていたりしますので、延滞中でもその状況によってはお金借りるチャンスはあるかと思います。

ここでは、融資してもらいやすい中小事業者をいくつかピックアップして紹介します。

無利息期間のあるライフティ

ライフティ―は8.0%~20.0%の金利で、最大500万円までお金借りることができます。

20歳から69歳と幅広い年齢条件が設定されている上、ウェブの場合、24時間365日、いつでもどこでも申し込みが可能ですので、多くの人が手軽に利用することが可能です。

はじめての利用の場合は35日間無利息サービスを提供しているため、お得にお金借りることができるでしょう。

24時間受付のアロー

アローは15.0%~19.94%の金利で、最大200万円までの借入れが可能です。

アローは自社での独自審査を行っているため、ほかの金融業者で融資を断られたとしても、借りれるチャンスはあるでしょう。対応も親切丁寧なので、困った時には相談してみましょう。

低金利のセントラル

セントラルは、愛媛県松山市に本社のある老舗の消費者金融で、中小事業者の中では、サービスが充実している業者として知られており、大手に準ずる業者とも考えられています。

金利は4.8%~18.0%で、最大300万円までの借入れが可能です。

はじめての利用の場合は30日間無利息サービスがあったり、全国数カ所に自動契約機が配備されているなど、お得で便利に利用できる中小消費者金融です。

延滞中に中小消費者金融でお金借りる場合の注意点

中小の消費者金融は延滞中でもお金を貸してくれる可能性がありますので、延滞で困っている人にとってはありがたい存在です。

しかし、中小消費者金融はお金を借りる側にとってそれなりのリスクがある方法でもあります。

と言うのも、大手と違って中小には違法業者が紛れていたりします。実際に利用したらヤミ金だったというケースは少なくありません。

そうならないためにも、中小の消費者金融を利用するうえでの注意点を3つご紹介します。

注意1:貸金業登録番号の確認

安全な中小の消費者金融を利用したいのであれば、国や都道府県から認可を受けている業者を選ぶことです。

貸金業者として正式に登録されている業者であれば「貸金業登録番号」が割り当てられています。

ただし、違法業者の中には貸金業登録番号を偽っていたりしますので、登録番号があるからと言うだけで安心せず、その番号が本当に国から割り当てられたものなのか確認するようにしてください。

金融庁のホームページにある「登録貸金業者検索ページ」にてその番号がただしいものかどうか確認することができます。

注意2:金利は利息制限法を遵守しているか

金利は利息制限法という法律により上限が決められています。これを超える利率で貸し付けている場合、それは違法業者ということになります。

金利は借入元金に応じて次のような基準となっています。

元金 上限金利
10万円未満 年20%まで
10万円以上100万円未満 年18%まで
100万円以上 年15%まで

注意3:電話番号と住所

貸金業登録番号を受けるには固定電話が必須となります。連絡先が携帯電話の番号だった場合、それは登録を受けていない証拠と言えます。

何かあったときに足がつかないために固定電話を利用していない可能性が高く、紛れもなく違法業者だと判断して良いでしょう。

また違法業者はすぐに逃げられるように特定の住所に店舗を構えないことが多いです。申込する前に固定電話の有無と住所を必ず確認しましょう。

「審査なしで貸します」「ブラックOK」「他店で断られた人も大丈夫」「らくらく融資」など、誰でも簡単に借りられるような謳い文句を使用している広告も違法業者の可能性大です。これらを見かけても決して手を出さないことです。

延滞しそうな場合のお金借りる方法

延滞してないけど、支払日がもうすぐなのにお金がなくて延滞してしまいそうという方もいると思います。

ローン会社やクレジット会社は返済を1日でも待ってはくれませんので、何とかしてお金を用意しなければいけません。

現在進行形で延滞しているわけではないので、用立てる方法はいくつかありますが、ここでは定番のお金借りる方法をご紹介します。

親にお金借りる

親や兄弟、親族に用立ててもらえればそれが一番です。

いいにくいことかもしれませんが、特に若い内であれば恥を忍んで相談してみるのが良いかもしれません。

延滞すれば今後の人生プランに大きな影響を与えかねませんので、思い切って親に相談してみることです。

ただ、個人間でのお金の貸し借りは人間関係にヒビが入る恐れがあるということを肝に銘じておくことです。

身内や中の友人であっても、借用書を交わすことをおすすめします。

お金を貸す側にも借りる側にも法的な証明となる借用書はメリットがあります。

借用書のテンプレートはネット上に探せばたくさんありますし、ホームセンターなどでも売られていますので、それらを利用すると良いでしょう。

クレジットカードのキャッシング機能を利用する

すぐに返済できるあてがあるなら、持っているクレジットカードのキャッシング機能を使ってそれを返済に充てるのも一つの手です。

借金を借金で返すのは良いことではないですが、それでも延滞するよりかはマシです。

もっとも、返済できるあてがあることが前提となることは忘れないでください。

返せるあてがないのに新たに借金をしてしまうと多重債務者になりかねません。今よりもさらに返済が苦しくなってしまいます。

またクレジットカードのキャッシングは金利が高いので、繰り返し利用することがないように注意しましょう。

借りた分はできるだけ一括で返済するのが望ましいです。加えて、ショッピング枠にも注意が必要です。

と言うのも、クレカのキャッシング枠はショッピング枠に含まれるものであり、ショッピング枠を使いすぎてしまいキャッシング枠が0円になってしまうこともあるからです。

たとえば、ショッピング枠50万円、キャッシング枠20万円のクレジットカードが遭ったとします。

このクレカでショッピングに40万円使うと、キャッシング枠は10万円にまで減ってしまい、50万円まで使ってしまえばキャッシング枠は0円になってしまうのです。

クレジットカードには必ずキャッシング枠が付帯されているわけではありません。

もしキャッシング枠が0円なら、申請して審査に通過することで付帯してもらえます。

ただし、この場合、申請からキャッシング枠が付帯されるまで日数がかかりますので、急ぎの場合は十分に注意してください。

クレカのショッピング枠を「現金化」は規約違反!

現金が必要な場合、クレカのショッピング枠に空きがあっても意味をなしません。

街のビラやネット上の広告で「ショッピング枠の現金化」という言葉を目にしたことがある方もいるかもしれませんが、違法ではないものの限りなく黒に近いグレーな手法です。

カード会社はクレジットカード現金化を規約違反としていますので絶対にやらないでください。ばれれば利用停止や代金の一括請求などの措置が取られます。

大手消費者金融のカードローンでお金借りる

実際のところ、最も現実的なお金借りる方法と言えるのが大手消費者金融のカードローンなのかもしれません。

親や友達にはお願いしづらいですし、クレカのキャッシング枠は金利が高い。加えて今すぐにお金が必要・・・このことを考えると。

大手消費者金融のカードローンが適しています。

延滞中だと審査に通ることが無理ですが、延滞前であれば十分に可能性はあります。

大手消費者金融は融資が早く、最短即日でお金借りることも難しくありません。それだけ即日融資できる環境が整っているのです。

もちろん平日だけでなく土日祝日でも問題なく即日でお金借りることができます。支払日まで日数がないというニーズにも応えてくれます。

また大手消費者金融のカードローンには「無利息期間」があります。

カードローン 無利息期間
プロミス 初回借入の翌日から30日間
アコム 契約日の翌日から30日間
アイフル 契約日の翌日から30日間

1ヶ月以内に返済すれば、一切の利息無しで利用することができます。入会金も年会費もかかりません。

また大手消費者金融では女性向けのレディースキャッシングというサービスもあり、女性の方でも安心して利用することができます。

金利などの条件は通常のカードローンと同じですが、担当するスタッフはすべて女性ということで、お金のことで相談しづらいという悩みを解消してくれます。

延滞してからではお金を借りるのは難しい

既に述べているとおり、延滞するよりもお金を借りてでも支払うほうが遥かにマシです。

一度でも信用情報に延滞情報が記録されてしまうと、あとから借り入れしようとしてもできなくなってしまい可能性が高いです。

それならば、先に契約して延滞を回避するほうが賢い選択だといえます。

親や友達に借りられるのがベストですが、現実問題として難しく、クレカのキャッシング枠やカードローンに頼ることになるでしょう。

なお、審査が早いカードローンでも場合によっては時間がかかることもありますので、できるだけ早めに行動に移すのがベストです。

まとめ

延滞中にお金借りるには、質屋の利用や、信用情報ブラックが終わるまで待つ方法、個人から借りるなどの方法があるのですが、お金に困っている時の効果としては低いため、中小規模の消費者金融の利用がおすすめです。

中小事業者は、銀行や大手消費者金融よりも審査に通過しやすいため、状況によっては融資に応じてくれるかと思います。まずは相談してみると良いでしょう。

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