カードローンでお金借りるメリット・デメリットは?

この記事を5秒でまとめると…

  • 担保なし・保証人なしでお金を借りられる
  • 使い道が自由で繰り返し借りられるのがカードローンの魅力
  • 他のローンと比べて金利が高いので長く借りると負担が大きい

計画的にやりくりしていても、思いもよらない出費で手元のお金だけでは足らず借りる必要がでることもあります。

しかし、お金借りる方法にはどのようなものがあるのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

急ぎでお金が必要な場合と、お金が必要になるまでに時間に余裕がある場合では利用するサービスや制度も違ってきます。

最も手っ取り早くお金借りる方法としては「カードローン」が挙げられます。

審査のポイント

カードローンは審査がありますが、働いて毎月収入がある方であれば融資を受けるのはそこまで難しいものではありません。他のローンに比べて審査が早く、申込んだその日にお金を借りることもできます。

また、利用するカードローン会社によっては一定期間利息無しで借りるサービスもありますので、一時的にお金に困っている場合に最適なサービスと言えるでしょう。

今回は、お金借りる方法としてカードローンに重点を置いて解説していきたいと思います。カードローンとは何なのか、安心して利用できるのか、どんなことに注意すればよいのかなどについて見ていきましょう。

また、カードローン以外のお金借りる方法についても簡単ですが紹介していますので、そちらもあわせて参考にしていただければと思います。

目 次




カードローンでお金借りる方法と注意点

「給料日前でお金がない」「生活費にもう少しだけ余裕がほしい」そんな時に便利なのがカードローンです。

カードローンは街の看板やテレビCMなどでよく見かけますが、実際どんなサービスなの?と疑問に思う方も多いはずです。本当に安心して利用できるものなのでしょうか。

カードローンを利用してみたいけど、よく理解しないまま利用するのは不安ですよね。ここではカードローンとは一体どんなサービスなのか、知っておきたい基礎知識を紹介します。

カードローンとは?他のローンとの違いって何?

カードローンという言葉は聞いたことがあっても、どんな内容なのかは詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか?お金を借りるサービスですので、借り入れ方法にいくつか特徴があります。

具体的にどんな特徴があるのか詳しく見てみましょう。

カードローンは担保・保証人不要で借りられる

通常、金融機関からお金を借りるには土地や建物、車などを担保として預ける必要があります。

もし、返済できなかったときには担保として預けていたものは金融機関のものになります。しかし、カードローンでは担保は必要ありません。

更に、カードローンでは保証人も必要ありません。お金を借りた人が返せなくなったとき、代わりに返済する義務を負う人のことを保証人と言います。

「お金を借りたいから保証人になってほしい」と親や友達には頼みづらいものです。でも、カードローンなら保証人不要ですのでお金を借りるための精神的な負担は少ないですよね。

カードローンと他のローンの違い

カードローンと他のローンとの違いは担保・保証人の要否だけではありません。下記に両者の違いについてまとめています。

ローンの種類 使いみち 担保・保証人 借入方法
カードローン 自由 不要 限度額の範囲内で繰り返し可能
フリーローン 自由 基本は不要 1回のみ
目的別ローン 特定のものに限定 不要 1回のみ
住宅ローン 特定のものに限定 両方必要 1回のみ

カードローンが他のローンと大きく異なる点は「使いみちが自由で繰り返し借り入れできる」点です。

利用限度額は審査により決定されますが、その限度額内であればいつでも何回でも借入することができ、何の目的に使っても良いのです。

使いみちが自由という点でフリーローンと同じですが、フリーローンは借り入れが1回のみです。1度借りたら、後はひたすら返済していくだけとなり、途中で追加融資を受けたいと思ってもできません。

こうして比較してみると、カードローンはかなり使い勝手が良い融資商品と言えそうですが、実際どのような人がどんな目的でカードローンを利用しているのかが気になるところかと思います。

下記は、金融庁が2016年11月に実施した「貸金業者利用者に関する調査・研究」による結果です。

金融庁委託調査 貸金業者利用者に関する調査・研究より

調査によると、「生活費不足を補うため」が1位、「欲しいものがあったが手元のお金が足りなかったため」が2位、「クレジットカードの利用代金支払い資金の不足を補うため」が3位という結果になっています。

カードローンは借り入れ手続きが簡単

カードローンは他のローンに比べて借り入れ手続きが簡単という特徴もあります。

① 審査に必要な書類は2種類だけ

契約するには審査がありますが、原則として必要な書類は本人確認書類と収入証明書の2種類のみです。本人確認書類は必ず必要ですが、収入証明書は借入限度額が50万円を越える場合に必要になります。

必要書類の詳細は次のとおりです。

本人確認書類 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカード、健康保険証など
収入証明書 源泉徴収票、所得証明書、給与明細書、確定申告書など

この他にも、利用する会社によっては印鑑や預金通帳が必要になる場合もありますが、基本は上記2種類の書類だけで審査を受けることができます。

② いつでもどこからでも申し込める

通常、ローンを申し込んだり契約手続きするには利用する金融機関の店舗窓口に出向かなければいけません。そのために、予定を空けて時間を取らなければいけないのは大変なことですね。

しかしカードローンなら時間外空いたときに場所を気にせず申し込むことができます。

インターネットを利用して、カードローン会社の公式サイトにアクセスして必要項目を入力するだけ。審査可能時間内であれば、すぐに審査を開始してくれます。

他にも電話、郵送、自動契約機、店舗窓口と言った申し込み方法も用意されています。

③ 審査は最短30分、即日の借り入れもOK

カードローンは申込から借入れまでが非常に早いです。

銀行のフリーローンなどは申し込んでから融資実行まで1週間以上かかることが多いですが、カードローンは申し込んだその日のうちに借り入れできる会社もあります。

特に大手消費者金融のカードローンは融資スピードに特化しており、審査結果は最短30分、融資は最短1時間を可能にしています。

④ コンビニで借り入れ返済が手軽にできる

大手なら、カードローン会社のATMをわざわざ利用しなくても、提携しているコンビニのATMやインターネットで借り入れも返済も行うことができます。

この手軽さは他のローンにはなく、カードローンならではと言えますね。

最後に、ここまで見てきたカードローンの特徴をまとめてみたいと思います。

特徴まとめ

  • 担保・保証人不要で借りられる
  • 使いみちが自由
  • 限度額内で繰り返し借り入れできる
  • 申し込みが簡単
  • 審査・融資が早い

カードローンに関する法律とは?安心して利用できる仕組みがある

カードローンでお金を借りるのは、何となく危険と思っている方も多いかもしれません。

「気がついたら借金が帰さない状態に・・・」「ヤ○ザが家に来たらどうしよう・・・」こんな不安を抱いているのではないでしょうか。

カードローンは貸金業法という法律によって「借りすぎ・貸しすぎ」の防止、「過激な取り立て」が規制されており、安全に利用できる環境が整備されています。また、金利に関しても、利息負担が大きくなりすぎないように上限金利が法律で決められているのです。

多重債務を防止する「総量規制」

借りすぎ・貸しすぎを防ぐためのルールとして貸金業法には「総量規制」があります。

総量規制とは?

貸金業者(消費者金融・信販会社)から借りられる金額を年収の3分の1以下にするという決まりです

たとえば、年収300万円なら貸金業者から借りられるのは100万円が上限となります。

複数の業者から借りている場合は合計金額で判断されます。たとえば、下記のような場合は新たに貸金業者からお金を借りることはできません。

いくら借りれるかを計算

年収300万円でA社から60万円の借り入れ、B社から40万円の借り入れがある

⇒新規借入は不可

その人が貸金業者からいくらお金を借りているのかは、個人信用情報機関という機関に登録されています。

カードローン会社は個人信用情報機関から情報を受けるため、申し込み者がいくら借りているのか、何社から借入しているのかが把握されてしまいます。

過激な借金の取り立ては禁止

テレビドラマの影響により、借金の取り立てに対しネガティブなイメージを持たれている方は多いかと思います。

しかし、安心してください。

貸金業法により借金の取り立ては厳しく取り締まられていますので、テレビドラマで見るような怖い取り立てに遭うことはまずありません。

下記の取り立てはすべて違法にあたります。

  • 正当な理由なく早朝~夜中に電話、FAX送信、訪問する
  • 正当な理由なく自宅以外の場所に電話、FAX送信、訪問する
  • 借り手が退去を要求したのに帰らない
  • 借金していることを貼り紙や看板などで第三者に知らせる
  • 別の金融業者などから借金して返済させる
  • 家族や職場の同僚など債務者以外に返済要求する
  • 債務整理を開始した旨の通知をした後に督促する

違反した業者は、厳しい処分を受けます。もし債務者が怪我したり家屋を損傷した場合は損害賠償請求することもできます。

早めに返済すれば借金が増えることはない

カードローンで借金すると利息が雪だるま式に増えて返せなくなる、そんなイメージを持たれているかもしれません。しかし、カードローンの金利は利息制限法と出資法という法律により決められています。

カードローンの上限金利はいくら?

利息制限法の上限金利は15%~20%(貸付額に応じる)、出資法の上限は20%とされています。

もし、上限金利を超える金利で貸付を行う業者があれば、その業者は違法ですので利用しないでください。

たとえば、プロミスで10万円を金利17.8%で借りた場合の返済総額は下記のとおりです。

返済期間 返済総額(元金+利息)
1ヶ月 101,463円
12ヶ月(1年間) 109,894円
24ヶ月(2年間) 119,578円
36ヶ月(3年間) 129,765円
48ヶ月(4年間) 140,467円

返済期間が長くなるほど返済総額は増えていきます。逆に言えば早めに返済していくことで返済総額は減ります。

たとえ、カードローンでお金を借りたとしても、返済を早めれば借金が増えることはないのです。

カードローンは繰り上げ返済が手数料無料で行うことができますので、お金に余裕があるときに繰り上げ返済をしていくと良いでしょう。

銀行カードローンと消費者金融は何が違うのか?

カードローンを運営するのは消費者金融だけではありません。具体的には下記の金融機関がカードローンを扱っています。

  • 消費者金融
  • 信販会社
  • 銀行
  • 信用金庫
  • 労働金庫
  • JAバンク

大別すると、消費者金融のカードローンと銀行などの金融機関のカードローンとなります。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?

銀行は総量規制対象外

総量規制の対象となるのは「貸金金業者の借入」のみです。貸金業者に含まれるのは次の会社です。

  • 消費者金融
  • 信販会社(クレジットカード会社)

これらの会社はノンバンクと呼ばれることもあります。

一方で、銀行は銀行法に基づくため総量規制の対象外となります。そのため、年収の3分の1以上の借入も法律上では可能です。

消費者金融と銀行の金利を比べてみる

消費者金融と銀行などの金融機関の違いは総量規制だけではありません。金利面でも大きな違いがあります。

消費者金融、銀行、信用金庫、労金、JAの金利を比較してみましょう。

種類 商品名 上限金利
消費者金融 プロミス 17.8%
銀行 三井住友銀行カードローン 14.5%
信用金庫 なかがわ信用金庫カードローン 14.6%
労働金庫 中央労働金庫カードローン 8.475%
JA JAバンクカードローン 11.6%

如何でしょうか?金利にかなり大きな差があることがわかりますね。

これだけ金利に差があると労働金庫や信用金庫で借りたがるのでは?と思うかもしれませんが、金利が低くなるとその分だけ審査基準は厳しくなります。

たとえば、労働金庫のカードローンは

利用条件

  • 「年収〇〇万円以上」
  • 「同一勤務先に1年以上勤務している」
  • 「営業エリア内に居住又は勤務している」

であることなどが条件とされています。

カードローンのデメリット

カードローンはメリットばかりではありません。デメリットも理解したうえで利用するようにしてください。

カードローンのデメリットは主に2つあります。

  • 返済が長期化すると利息が増える
  • 他のローン審査に影響する

返済が長期化すると利息が増える

カードローンは他のローンに比べて金利が高いです。そのため、返済期間が長引いてしまうと利息が増えていきます。お金を借りた場合は、できるだけ短い期間で完済しないと返済総額は大きくなるので注意してください。

利息負担を抑えるために低金利のカードローンを選ぶのも良いですが、審査基準が厳しいため、誰でも利用できるわけではありません。そこで、重要となるのが「繰り上げ返済」の活用です。

繰り上げ返済とは

毎月の約定返済とは別に、任意のタイミングで返済することです。約定返済では元金と利息分を支払わなければいけませんが、繰り上げ返済ではすべて元金の返済に充てられます。そのため、通常よりも完済までの機関が短くなり、利息を抑えることができます。

他のローンの審査に影響する

カードローンは、借入をしていなくても契約しているだけで他のローンの審査に大きな影響を与えてしまいます。

仮に全額返済していたとしても、契約が続いているといつでも借り入れできる状態、つまり借金しているとみなされてしまうのです。

特に住宅ローンの審査において、カードローンが与える影響は大きいです。カードローンを契約していることが原因で住宅ローンの審査に通らなかったという人も少なくないです。

住宅ローンのような高額なローンを組む場合、不要なカードローンは解約されることをおすすめします。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用するうえで、どんなことに注意すればよいのでしょうか?ここではカードローン利用で注意すべき点について解説していきます。

悪質な業者に注意

個人に貸し付ける業者が全て安心して利用できるわけではありません。中には無登録で違法な金利でお金を貸そうとする「悪質業者」も存在します。

いわゆるヤミ金という業者で、10日で4割や5割と言った利息を要求してきます。返済ができなくなったら、暴力や脅迫めいた取り立てをしてきます。

「超低金利で貸します」「ブラックでもOK」など、甘い言葉を使って誘惑してきますが、そのような業者は絶対に利用してはいけません。

金利は最高金利が適用される

カードローンの金利を見ると「4.5%~17.8%」といったように数字に幅があります。

多くの方は「4.5%で借りられる」と思ってしまうのですが、基本的に初めて利用される方が適用されるのは最高金利です。上記の例で言えば、4.5%ではなく17.8%が適用されるということです。

カードローン会社は返済されなかった場合のリスクを考慮し、新規顧客には実績がないため最高金利に設定するのが一般的です。

そのため、カードローンを選ぶ際は最低金利ではなく最高金利に着目してください。

「即日でお金借りる方法」なら大手消費者金融!銀行カードローンは即日融資停止に

国内の銀行は来年(2018年)1月からカードローンなどの個人向けの新規貸し出しに関し、即日融資を取りやめる見通しが立っています。

参考:「産経新聞「即日融資」を停止、銀行カードローン縮小へ」

ご存じの方も多いかと思いますが、銀行カードローンの過剰融資が問題視されていました。

法整備がされていない状況でしたが、特に問題だったのがスピード審査を行なったことで反社会勢力にまで融資してしまったことです。

これが原因となり、銀行カードローンは即日審査・融資を取りやめる結果となりました。

なぜ銀行カードローンは批判されてきたのか

プロミス、アコム、SMBCモビットなどの消費者金融やオリコなどの信販会社は貸金業者であるため貸金業法という法律が適用されます。

貸金業法には総量規制があることは既に説明しましたが、これにより利用者は貸金業者から年収の3分の1を超える借入ができなくなりました。

しかし、銀行は総量規制の対象外であるため、法律上は利用者に対しいくら貸し付けても構わないのです。

年収に縛られることなく自分が借りたい金額を借りられる可能性があるわけですから、高額融資を希望されている方は銀行カードローンへ申し込みますよね。

加えて、銀行カードローンは低金利です。消費者金融の上限金利は18%前後、対して銀行カードローンは上限金利が14%前後。言うまでもなく消費者金融よりも金利が安いです。しかも、昔は消費者金融の専売特許とされていた「即日融資」を、銀行カードローンでも対応するようになったのです。

つまり、それまでの銀行カードローンは

  • 総量規制対象外
  • 低金利
  • 即日融資

と、利用者にとってこの上ない好条件で借入することができていたということです。

こうなると消費者金融ではなく銀行カードローンを使わない理由はほぼないといえるでしょう。事実、銀行の借入残高合計は消費者金融の2倍以上にもなっているのが何よりの証拠です。

総量規制が導入された理由は、消費者金融の貸しすぎが問題になったからです。消費者金融から借りた人の中には自己破産に陥る人もたくさんいます。

しかし、現在では銀行がかつての消費者金融と同じ過ちを犯しているのです。

このような理由から銀行は批判を受けているのです。

今後の銀行カードローンはどうなるのか?

即日審査・融資が取りやめになることで今後の銀行カードローンはどうなっていくのでしょうか?

現状、銀行の貸しすぎを制御する法律はない

銀行の過剰融資が問題視されましたが、現時点では、銀行の貸しすぎを制御する法律というものはありません。あくまでも「各銀行の自主規制」に期待する形としているだけです。

ただ、銀行業界に圧力がかかっていることは確かです。

みずほ銀行の場合

その証拠に、都市銀行である「みずほ銀行」は、それまで貸付額の上限を年収の2分の1までとしていたのを最大でも年収の3分の1までという形に引き下げています。

これに続く形で、他の銀行でも「○百万円まで収入証明書不要」としていたのを「50万円まで収入証明書不要」と基準を厳しくしています。

銀行の自主規制により、これまでのような積極的な融資は難しくなると予測できます。

銀行カードローンの審査の仕組みが変わる

2018年1月から、銀行カードローンの審査の仕組みが変わります。

銀行は新規融資の申し込みを受けた場合、預金保険機構を通して警察庁のデータベースに接続して反社会的勢力に関係性がないかどうかを確認する仕組みが取り入れられます。これにより、融資の審査は数日ほどかかることになります。

つまり、銀行カードローンの審査は厳しくなるだけでなく時間もかかることになるということです。これまで即日融資に対応していた銀行カードローンも、今後は即日融資ができなくなるでしょう。

即日でお金借りるなら消費者金融

銀行カードローンの審査の仕組みが変わることにより、審査に数日以上の時間が必要とされています。

銀行によっては最短30分で審査が完了していましたが、今後、銀行カードローンではスピード審査はできなくなるでしょう。

そうなると、2018年以降に即日でお金を借りるには

  • プロミス
  • アコム
  • SMBCモビット
  • アイフル

などの大手消費者金融会社を選ぶのが必須と言えるでしょう。

銀行カードローンで借りるのが難しくなる

過剰融資が批判された銀行は、今後、毎月貸付残高を公表するとしています。これにより、銀行は1ヶ月あたりの貸付額の合計が制限されることになります。

そのため、銀行は経済力と信用力の高い人を優先して貸し付けを行うことになると予想されます。

貸し倒れリスクが高いと判断される人は銀行のカードローンを利用することはできなくなりますので、審査通過はかなり難しくなると言えるでしょう。

低金利で借りるなら労働金庫や信用金庫が狙い目?

既に説明したとおり、労働金庫や信用金庫、JAバンクバンクでもカードローンを取り扱っており、いずれも銀行のカードローンよりも低金利です。

今回の騒動で警察庁へデータ照会を行うのは銀行であり、銀行でない信用金庫などはほぼ関係がないです。銀行の貸付自粛を受けて、今後は低金利目的でお金を借りるなら労働金庫や信用金庫に流れる可能性が高いでしょう。

信用金庫などの金融機関は貸付自粛の動きがありませんので、今後は第三の選択肢として信用金庫、労働金庫、JAバンクが出てくる可能性が高いのではないでしょうか。

カードローン以外でお金借りる方法

カードローンは緊急でお金が必要になったときにおすすめの方法ですが、比較的時間に余裕がある場合は、カードローン以外の方法でお金を借りることを検討するのが良いです。

たとえば、貸付に1ヶ月近くかかる「公的貸付制度」は無利子もしくはそれに近い利子率でお金を借りることができます。

カードローンとは比べ物にならないくらい低金利で融資を受けることができるわけですから、利用できるなら利用しないと大損してしまうと思いませんか?

また、カードローンは審査を通らなければいけません。審査落ちすれば必要なお金を借りることができない場合もあります。

しかし、カードローン以外の方法では「審査なし」でお金を借りる方法もあるのです。

生命保険会社の場合

たとえば、生命保険の「契約者貸付制度」は生命保険の解約返戻金を担保に無審査でお金を借りることができます。

しかも、カードローンよりも圧倒的に金利が低いです。返済の自由度も高いので、無理なく返済することができます。

カードローン以外にどんなお金借りる方法があるのか見ていきましょう。

自治体・公共機関からお金借りる

国や自治体などの公共機関からお金借りることができる制度があります。

融資を受けるための条件は厳しく、手続きに時間がかかりますが無利子または無利子に近い金利でお金を借りることができます。

公的貸付制度

制度名 実施主体 主な内容
生活福祉資金貸付制度 都道府県社会福祉協議会 低所得・障害者・高齢者世帯を対象に、生活費費用などを世帯の収入状況等に適した資金を貸付
国のローン 日本政策金融公庫 授業料や受験費用など教育に関する費用を貸付
求職者支援資金融資制度 ・厚生労働省
・都道府県労務局
・ハローワーク
職業訓練受講給付金を受給している求職者が、給付金だけでは生活費が足りない場合に貸付
母子父子寡婦福祉資金貸付制度 ・都道府県
・指定都市
・中核市
ひとり親家庭を対象に、就学金や就労が必要な場合に支援金を貸付

上記の他にも様々な公的貸付制度が用意されています。制度や内容は自治体によって異なりますので、お住いの地域の自治体に問い合わせてどのような制度があるのか確認してみてください。

生命保険の契約者貸付制度でお金借りる

契約している生命保険の解約返戻金を担保にお金を借りる制度です。解約返戻金額の80%前後を借りることができます。

金利は契約する保険会社と保険の種類によって異なりますが、大体5%前後でお金を借りることができます。

カードローンなどで借入する場合と比較すると利率は格段に低く、貸付も早いので急ぎでお金が必要になったときにお金を借りる方法としてもメリットが大きいです。

これまで自分が積み立ててきたお金の範囲内で借入するため、カードローンのような審査は一切ありません。

返済は、毎月一定額返済しなければいけないというものではなく、お金に余裕ができたときやボーナスを貰ってからなど家計の収支状況に合わせて返済していくことができます。

契約者貸付制度は、契約している保険会社に電話で問い合わせるか公式ホームページからログインして手続することで利用できます。

親族からお金借りる

どうしてもお金を借りる必要がある場合、親や親族、友達から借りられないか相談してみるのも一つの手です。審査はありませんし、身内だからということで金利無しで貸してもらえる可能性もあります。

ただし、身内だからという甘えは禁物です。お金を返さなかったり、何度も借りるといったことがないよう節度を持ってお金を借りるようにしてください。

また、後々トラブルにならないためにも、お金を借りる際は「借用書」を作るようにしてください。

簡単な内容でも構いませんので、お金の貸し借りがあったことを書面に記録しておけば、行き違いを防ぐことができます。

お金借りる方法に関するQ&A

ここではお金借りる方法に関してよくある疑問・質問に答えていきたいと思います。

Q:ブラックでもお金借りる方法はありますか?

カードローンなど信用情報機関に照会して貸し付けるサービスでは借りられません。公的貸付制度や契約している生命保険の契約者貸付制度が利用できないか、もしくは親や友達など頼れる人がいれば相談してみると良いでしょう。

Q:学生でもお金借りる方法ってありますか

学生でもクレジットカードを持っていれば、キャッシング機能を利用して借入も可能です。また成年であれば、今回紹介したカードローンに申し込んでお金を借りることもできます。ただし、その場合はアルバイトによる収入があることが条件となります。

Q:カードローンで即日お金借りる方法が知りたいです

カードローンの即日融資は2パターンあります。

銀行振込みで借りる場合

銀行振込みで即日借りる場合は「平日の14時までに契約完了」させる必要があります。土日祝日は基本的に利用不可となりますので注意してください。

また、契約完了後にはカードローン会社に振込依頼する必要がありますので忘れないようにしましょう。

銀行振込みで即日融資可能なカードローンは、プロミス、アコム、アイフル、SMBCモビットなどがあります。

カード発行で借りる場合

専用のカードを発行して即日借りる場合は、自動契約機で手続きします。申し込みはネットから行い、審査に通過したら最寄りの自動契約機に来店して契約手続きを行います。

契約完了するとすぐにカードが発行されます。ATMからすぐに借入ができます。

各カードローン会社の自動契約機の営業時間内にカードを受取すれば即日でお金を借りられます。

Q:クレカのキャッシングとカードローンはどっちが良いですか?

クレカのキャッシングは限度額が低く金利が高いです。カードローンのほうが借りられる金額が高く、一定期間無利息で借りられるなど有利なことが多いです。

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