お金を借りる場合のお礼のマナー(手紙、言葉)を解説!面倒でも大切な心得

この記事を5秒でまとめると…

  • 相手が多忙なら無理に会わないほうがいい
  • 菓子折りは借りる時でなく返し終わった時に持参する
  • 借りることができなくても必ずお礼はする

お金借りる場合には、貸してくれた相手に対して感謝の気持ちを持っている人が大半だと思います。

しかし、自分の中だけで感謝の気持ちを閉じ込めていても、相手には伝わりません。

言葉で表現するか、手紙を書くか、お礼の品物を渡すなど、感謝の気持ちを表現することがマナーです。この記事では、借金をした時のお礼の方法を、文例などを交えながら紹介したいと思います。




お金借りることができた場合のお礼のマナー

お金借りるということは、相手があなたを信頼してくれた証です。また、困っているあなたを助けてくれようとして思いやりを持って融資してくれたわけです。

そのような相手に対しては、きっちりとしたマナーを守って対応することが、今後の人間関係においても大切なことでしょう。

最低限のマナーとして、お礼状を出すことをおすすめします。

必ず感謝のお礼状を出そう

お金借りる話の際に、借用書はしっかりと書くけれども、お礼状は書かないという人はたくさんいらっしゃいます。

貸してくれた側が家族や旦那の親、親しい友人などの場合には書かないケースが多かったり、書き方が分からないという理由で書かない人もいらっしゃいます。

しかし、どの相手でも感謝の気持ちを伝えるのはマナーですし、専門学校やカルチャースクールで教えているような立派な文面が求められるわけでもありません。

自分の言葉で感謝の気持ちを伝えればそれで良いと思います。

最低限のマナーは守りましょう

  • イラスト入りの軽い手紙は不適切
  • 馬鹿正直な内容もふさわしくない
    (「ギャンブルで給料をつぎ込んだため生活費が無くなったところを助けてもらった」など)

お金を借りた時のお礼文のサンプル

気心の知れた相手からお金借りる場合には、自分の言葉で丁寧に書けば良いのですが、もう少しフォーマルな借金の場合には、世間体を意識した文章が望ましいでしょう。

あくまでも一例ではありますが、お礼文のサンプルを紹介します。

お礼文のサンプル

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

この度は大変ご迷惑なお願いをさせていただいたにも関わらず、快くご対応いただきまして深謝いたします。どうしても工面できず、途方に暮れておりましたが、厚かましいお願いをお聞き入れいただき、とても助かりました。

~中略~

略式ではございますが、取り急ぎ書中にて御礼申し上げます。季節の変わり目にも関わらずご多忙と存じ上げますが、何卒ご自愛くださいませ。

敬具

お金を借りる時の言葉のマナー

お金を借りる時には、お礼状などの手紙で感謝の気持ちを伝えることは大切ですが、手紙を書いたことによって言葉での感謝を伝えることが疎かになってしまう人もいらっしゃいます。

しかし、それでは相手に対するマナー違反となりますので、お金借りる時には言葉でもしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。

ここでは、お金を借りる時の言葉のマナーとして、

お金を借りる時のマナー

  • 親にお金を借りる時の言葉のマナー
  • 友達にお金を借りる時の言葉のマナー
  • お金借りる相手が目上の人の時の言葉のマナー
  • お金借りる相手が年下の時の言葉のマナー

の4つを紹介したいと思います。相手に対して礼を失することがないように、これらのマナーをしっかりと守りましょう。

親にお金を借りる時の言葉のマナー

お金を借りる時に、最もお礼の言葉が軽くなりがちなのが、親からお金借りる時です。親は子供のためであれば、何とかしてお金を工面してくれようとするでしょう。

場合によっては、自分の老後資金を切り崩したり、少ない年金の中からお金を貸してくれることもあるでしょう。

本来であれば、そのような親に大いに感謝すべきなのですが、借りた側は「親なんだからそれぐらいしてくれても当然」と考えてしまう人もいらっしゃいます。

親だからこそ、無理をしてでも貸してくれるのですから、そんな親に感謝の気持ちを持ちましょう。

そして、ちゃんと感謝の気持ちを伝えることが大切です。近しい存在だとしても、マナーを疎かにしてはいけません。

ここが重要

親という近しい存在だからこそ感謝の気持ちを持とう

友達にお金を借りる時の言葉のマナー

友達からお金借りる場合にも、言葉で感謝の気持ちを伝えることは大切です。

友達は他人です。他人なのにもかかわらず、あなたにお金を貸してくれるというのは、あなたを信頼しているからに他なりません。

しかし、友達からお金を借りたあなたが、きっちりと感謝の気持ちを伝えることができなければ、信頼関係が揺らぐ可能性もあります。

それこそ、金の切れ目が縁の切れ目が縁の切れ目となってしまう可能性もありますので、相手に感謝の気持ちが伝わるように言葉でお礼を伝えましょう。

たとえ友達といえども、お金を貸してくれる人はなかなかいないかと思います。そんな中、貸してくれた友達なんだという認識が重要です。

ここが重要

金の切れ目が縁の切れ目にならないよう感謝の気持ちをちゃんと伝えよう

お金借りる相手が目上の人の時の言葉のマナー

お金を借りる相手が目上の人の場合は、比較的感謝の言葉が自然に出るのではないでしょうか?

日頃から目をかけて下さっている目上の人や、会社の上司、先輩、親戚の叔父や叔母など、さまざまな人がいらっしゃるかと思います。

いずれの場合にも、目上の人という認識によって、「ありがとうございます」という言葉はスッと出てくるかと思います。

しかし、感謝の気持ちを込めず、単なる儀礼的な返答でいってしまうと、相手にも伝わってしまう可能性があります。

目上の人に感謝の言葉を伝える時には、決して上辺だけの言葉ではなく、気持ちを込めて伝えるようにしましょう。

ここが重要

目上だからこと気持ちを込めてしっかりと伝えよう

お金借りる相手が年下の時の言葉のマナー

レアなケースかも知れませんが、状況によっては年下からお金を借りるケースもあるでしょう。

実の息子や娘、義理の息子や娘、会社の部下や後輩、年下の身内や友人など、日ごろお付き合いのある年下が借金をしている人もいらっしゃるのです。

年下からお金を借りると聞くと、何となく情けない気持ちになる人もいらっしゃるかも知れませんが、お金に年齢は関係ありませんので、年下からお金を借りるシーンは十分にあり得るのです。

年下からお金を借りる場合にも、もちろんしっかりとお礼の言葉を伝えましょう。

年下に対する言葉だから軽くなってしまうという人も中にはいらっしゃいますが、お金を貸してくれたという行為には変わりありません。

しっかりとお礼の言葉を伝えるのは最低限のマナーです。

ここが重要

  • 相手の立場や年齢に関わりなく、ちゃんと感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。お礼状を書くからといって、言葉で感謝の気持ちを伝えるのを疎かにしてはいけません。
  • 感謝の言葉は、上辺だけではなく、真心を込めて伝えることが重要です。上辺の言葉は、相手にも分かってしまいますので、真心を言葉に乗せることが大切です。

お金を借りるお礼は手紙とメールどちらがよい?

人からお金を借りるという行為は、相手からすればあまりよい印象を受けないものです。

そのため、出来るだけ感謝の気持ちを相手に伝えることが大切です。
その方法としては、

  1. 直接会って伝える
  2. 電話で伝える
  3. 手紙(お礼状)で伝える
  4. メールで伝える

などの方法が考えられます。

この中で特に、メールで伝えるという方法は、お金を借りる方の年齢が上がれば上がるほど受け入れがたい方法になってしまいます。

手軽で便利なメールですが、その分感謝の気持ちが伝えにくい方法になってしまうのです。

そのため、可能な限り1~3の方法で感謝を伝える、出来れば1~3を複数使用するのがベストかと思います。

お金を借りる時の心得

画像内キャッチコピー:お金借りる時の心得もしっかりと持っておくべき!

お金を借りる時には、お礼状や感謝の言葉だけではなく、もっと根本的なことに配慮しておく必要があります。

簡単にいうと「お金を借りる時に心がけておくべき事。」が重要です。

このことをしっかりと押さえておかないと、いくらお礼状を書こうが、感謝の言葉を伝えようが、相手に対して礼を失することとなってしまうでしょう。

ここでは、お金を借りる時の心得として、

お金を借りる時の心得!

  • お金を貸してくれたお礼はテクニックにあらず
  • 相手の事情にもしっかりと配慮
  • 返した後も助けてくれた感謝を持つ
  • いずれ立場が逆転する可能性もある

の4点を紹介します。それぞれの内容をしっかり心に留めた上で、相手に対してお金を借りるお願いをしましょう。

お金を貸してくれたお礼はテクニックにあらず

お金を貸してくれた相手に対するお礼は、テクニックではありません。あなたを助けてくれた感謝の気持ちを伝える手段と考えましょう。

しかし、人によってはお礼状やお礼の言葉があればそれで良いと考えてしまうケースがあるのです。

事務的にお礼状を書いたり、反射的にお礼の言葉をいうなど、機械的にマナーを守ろうとするのです。

「こういう時はこうすべき」というような、べき論に終始して、相手の気持ちに配慮することを怠るケースがよく見られます。

相手は、困っているあなたに手を差し伸べてくれたわけですから、その気持ちを理解することが重要です。

その気持ちを真に理解することができれば、相手に対する感謝の気持ちは自然に湧いて来るかと思います。

ここが重要

テクニックを使っても相手から見透かされるのがオチ

相手の事情にもしっかりと配慮

相手の事情にもしっかりと配慮することが大切です。借金を求めた場合には、必ずしも貸してもらえるとは限りません。

ひょっとすると断られる可能性もあります。また、貸してもらえたとしても、あなたが希望する金額に及ばないこともあるでしょう。

そのような時には、つい無理をいって、何とか希望額を引き出そうとすることが多いのですが、あなたに金策をしなければならない事情があるように、相手にも金銭的な事情はあるのです。

そのような事情を無視して無理をいってしまうと、相手もあなたの事情を理解してくれなくなるでしょう。

相手の事情にしっかりと配慮するからこそ、相手もあなたの事情に配慮してくれるのだと心得ましょう。

ここが重要

相手の事情を察してあげてください。無理強いはNG!

借金返済後も感謝のお礼を必ずすること

借金をしている時は、貸してくれた相手に対して丁寧な態度を取っている人が、借金を返し終えた途端、横柄な態度に変わる場合があります。

「借金は返したんだから」ということで、態度を変えてしまう人は、お金に支配された人だといわざるを得ません。

借金があるから低姿勢を取り、借金がなくなれば高圧的な態度を取るという人には、感謝の気持ちの欠片も見受けられませんので、今後また困った時に助けてもらえないでしょう。

また、そのような態度を取られた相手は「貸すんじゃなかった」と思うでしょうから、人間関係に大きなヒビが入る可能性が高くなるでしょう。

お金の貸し借りで態度を変えるのは控え、返した後も、貸してくれた相手に対して感謝の気持ちを持ち続けましょう。

ここが重要

お金の貸し借りで人間関係にヒビが入らないよう常に感謝の気持ちを持とう

いずれ立場が逆転する可能性もある

借金をする時には、ひょっとしたらいずれ立場が逆転するかも知れないことを認識しておきましょう。

もしも今助けてくれた相手には、将来相手が困った時には、逆に助けてあげるという気持ちを持ちたいものです。

そのような気持ちを持てる人であれば、相手にもその人格が伝わり、お金を貸してくれる可能性が高くなるかと思います。

持ちつ持たれつの精神も、借金をする段階から認識しておくと良いかと思います。

そして、将来本当に相手が困った状況となった場合には、自分から率先して助けてあげましょう。いずれ恩返しするという気構えで借りるのも、借金をする時の心得なのです。

態度をコロコロ変えるなんて論外

  • お金を借りる時には、相手の事情にも配慮することが重要です。そして、貸してくれた相手には、いずれ恩返しするという気構えを持ちましょう。
  • 借金のお礼はテクニカルなものではなく、心からの感謝が必要です。返済後に態度を変えるのは言語道断と心得ましょう。

お礼をする場合の注意点

お金を貸してくれた相手に感謝の気持ちを表すには、自己満足になってはいけません。

自己満足のお礼をしてしまうと、かえって信頼を失うこととなるでしょう。しかし、相手満足を重視して感謝の気持ちを伝える人は意外に少ないようです。

ここでは、お礼をする場合の注意点として、

  • 相手が多忙で会えない時は無理に会わない
  • 借りる時に菓子折りなどは渡さない
  • お金借りることができなくてもお礼はすべき

の3点を紹介したいと思います。

相手が多忙で会えない時は無理に会わない

相手が多忙で会えない時は無理に会わないように配慮しましょう。特に親しい友達のような場合には、その関係性に甘えてしまうことがあり得ます。

「近くに来たからお礼の品を渡したい」「直接会ってお礼をいいたいから都合を付けて欲しい」などとして約束を取り付けがちですが、相手の都合に最大限の配慮をする必要があります。

「今はちょっと忙しい」と回答されたら、タイミングを改めるように心がけましょう。

借りる時に菓子折りなどは渡さない

人によっては、借りる時に菓子折りを持って行ったり、借りてすぐにお礼の品物を渡したりするケースがあります。

しかし、貸す側の気持ちで考えると、たとえその金額が少額であったとしても、そのお金も大切にすべきだと思うでしょう。

場合によっては「そんな風にお金を使うから借金する羽目になる」と思われてしまう可能性もあります。

どうしても品物を渡したいときは?

返済が完全に終わってから、感謝を込めて贈りましょう。

お金借りることができなくてもお礼はすべき

借金のお願いをしたからといって、必ず相手が貸してくれるとは限りません。

一生懸命お願いをしたり、説得をしたとしても、相手も貸せない事情がある場合や、貸せない状況となっている場合も考えられます。

相手からお金借りることができなかった場合には、何のフォローもしないという人が多いようですが、貸してくれなかった人にも「相談に乗ってくれてありがとう」という言葉はかけましょう。

手紙や品物までは不要ですが、お礼のメールくらいはしておく心がけは大切です。

ここが重要

感謝の気持ち+お礼しましょう

マナーへの配慮が面倒な場合は金融業者から借りると楽

マナーへの配慮を面倒に感じる場合には、金融業者から借りることが無難です。

金融業者からキャッシングをすれば、お礼文を書く必要もありませんし、お礼の品物を用意する必要もありません。

対人関係を気にする必要もないので、とても気軽にお金借りることができるでしょう。

もともと個人間の借金は、借用書や利息、返済実績などが必要であるため、とても面倒という側面があります。

その上、マナーに配慮しなければならないので、割に合わない借金法です。では、金融業者からの借入法について解説します。

ここが重要

相手への配慮が面倒なら金融業者からお金を借りよう

銀行なら借金の罪悪感なくお金借りることが可能

金融業者からお金借りる場合には、借金があることの罪悪感や羞恥心を感じる人が稀にいらっしゃるようですが、銀行カードローンを利用した場合には、その感情は薄まります。

銀行でお金を借りるとイメージが下がらない

銀行ブランドでお金借りると、必要な資金の融資を受けているという感覚でキャッシングができるため、自己イメージを下げずに利用することができます。

多くの銀行がカードローン商品を提供していますので、自分に合った銀行を選ぶと良いでしょう。

詳しくは「銀行でお金借りるのは安心?個人でも銀行で借りられる?」をご確認ください。

大手消費者金融なら気軽で簡単に借りれる

大手消費者金融は、気軽にお金借りることができる象徴的存在です。

全国各地に無人契約機が設置されている上、その日のうちに現金を入手することが可能です。

女性専用ダイヤルが設置されていたり、無利息期間があるなど、サービスの充実ぶりにも定評がありますので、安心して利用することができるでしょう。

煩わしい人間関係を意識する必要もありませんし、マナーへの配慮も不要なので、簡単な借り入れが可能です。

街金なら審査の不安が少なく借りれる

消費者金融は大手だけではありません。

中小規模の事業者も数多く存在します。そんな中小事業者のことを一般的に街金と呼びますが、街金の利用も想定しておくと良いでしょう。

街金は金利が高めに設定されてはいますが、大手では借りれない人の受け皿となってくれます。

大手並みのサービスを提供している業者もありますので、困った時には相談すると助けてくれるはずです。

街金からの借入方法は「街金からお金借りる場合の取扱説明書!確実に借金する豆知識」で詳しく解説しています。

まとめ

お金借りる場合には、貸してくれた相手に対して感謝の気持ちを伝えるのはマナーです。

言葉で伝えるのも重要ですが、手紙や品物を贈って伝えることも検討しましょう。

ただ、人によってはこのようなマナーを意識することが苦手なケースもあるでしょう。その場合には、金融業者を利用すると、気軽な借入が可能です。

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