この記事を5秒でまとめると…
- ヤミ金はヤクザ直営が多い
- 法外な利息を請求される可能性がある
- 厳しい取り立て被害にあう恐れがある
どうしてもお金に困ってしまった場合に、ヤクザからお金借りる人がいらっしゃいます。
金融業者から借りれば安全なのに甘い誘惑に乗って借りてしまったり、知らず知らず借りたら相手がヤクザだったということもあります。
本人は業者から借りているつもりでも、借りたヤミ金の正体がやくざだったという話もあり、その後の生活がめちゃくちゃになってしまう典型例となります。
この記事では、ヤクザからお金借りるリスクと対処法を紹介します。
ヤクザからお金借りるリスクとは?
闇金の中にはヤクザ直営の所がたくさんあり、融資を受けてしまうととんでもない目にあわされるでしょう。
なぜならヤクザは借金を求めた相手から搾取することが目的なので、初めから適切な融資をしようとは思っていないからです。
具体的には、
- 法外な金利を請求される
- いつまでも完済しないように誘導される
- 厳しい取り立ての被害にあう
などの危険性があります。
安易に借りた自分の行動を悔やんでも、後悔先に立たずということになります。
法外な金利を請求される
ヤクザからお金借りると、法外な金利を請求されてしまいます。借金は年率20%を上限とした法定金利が定められています。
そのため、最初は法定金利内で審査をさせるのです。その後、別枠で借金ができるというような話しを持ち掛け、気が付けば違法な金利で借金をしていることとなります。
ヤクザは手口が巧妙
最初の電話相談では親切に対応し、質問にも気さくに回答してくるなどこちらの気持ちを油断させて隙を伺ってきます。
しかし、どこかのタイミングで態度が豹変し、いつしか利息まみれの借金地獄に落とされてしまうのです。
いつまでも完済しない
ヤクザからお金借りると、いつまでたっても完済しないということも知っておきましょう。
消費者金融などから借りた場合には、返済計画通りに返していけば、当初の予定日に完済することになります。
完済できないように誘導される
ヤクザからお金を借りると、返済日に連絡が取れなくなる可能性もあります。そうなると、借金の無限ループに落とされてしまいます。
返済したくてもできなかったために、利息が増えて、さらなる借金地獄へと導かれてしまうのです。
厳しい取立て被害にあう
ヤクザの取立ては苛烈極まりない恐ろしいものです。
本来、取立ての方法にも法律の規制があり、取立てできる時間帯が決まっていたり、周りの人に借金を知らせるのが禁止されていたり、家から引き取るようにいわれたら撤収しなければなりません。
しかし、ヤクザの取立てはそのようなものはお構いなしです。
たとえば、
- 違法な時間に取り立てに来る
- 友達や仕事仲間に知らせる嫌がらせをされる
- いつまでも居座ったりする
- 会社に取立てに来ることもある
などが起きる可能性があり、心が休まるときが無くなるでしょう。
知ってたら借りてなかった?ヤクザの収益源の実態
ヤクザの恐ろしさを知っていたら、誰もヤクザからお金借りるようなことはしないはずです。そのため、ヤクザとつながりのある可能性が高い闇金には細心の注意が必要です。
ヤクザがどのようにして生計を立てているかというと、
- 「ショバ代の徴収」
- 「覚せい剤や麻薬取引」
- 「人身売買」
- 「振り込め詐欺やオレオレ詐欺」
などがあげられます。
ここでは、ヤクザの生計の実態を知り、どれほど反社会的な勢力であるのかを心に留めておきましょう。
ショバ代の徴収
ヤクザに関わるTVコントなどで「ショバ代を払え」というような表現を目にする事はないでしょうか?
これは、ヤクザが勝手に管轄しているエリアで商売をする場合に手数料を払えとう意味合いです。
特に、公園などで露店や屋台を出す場合には、ヤクザに目を付けられることが多く、理不尽なショバ代を請求されてしまいます。
覚せい剤や麻薬取引
覚せい剤や麻薬などの取引もヤクザの収益源の1つです。ご承知の通り、覚せい剤も麻薬は、使うのはもちろんのこと、所有しているだけでも違法です。
そんな違法なものを売買して収益とし、運営資金を貯えているのです。
場合によっては海外から密輸をし、組織的に末端まで行きわたらせ、売人が個人に販売するなどのルートができあがっています。警察も検挙に尽力しているようですが、いたちごっこが続いているようです。
人身売買
人身売買とも密接に関係しています。人をだましたり、誘拐に近いような手口で風俗店などに売って収益を得ているヤクザもいるようです。
また、お店に売らずに稼がせて、稼いだ分を搾取していくケースもあります。
人を人として扱うのではなく、単なるモノや商品のように扱うため、非人道的な行為で収益を得ているのです。
振り込め詐欺
オレオレ詐欺などに代表される振り込め詐欺は、毎年減ってはいるものの、年間数百億円の被害となっているため、普段から家族とコミニケーションを取って、引っ掛からないように気を付ける必要があります。
振り込め詐欺もヤクザにお金が流れているケースが多く、貴重な収入源となっているようです。足がつかないように分業制にしているなど、巧妙な手口と仕組みで詐欺を働いています。
ヤクザからお金借りた場合の対処法
もしもヤクザからお金を借りてしまった場合には、一体どのように対処すれば良いのでしょうか?
その対策法として、ここでは3つの方法を紹介します。
- 「ICレコーダーのを常備する」
- 「暴力を振るわれたら警察に相談する」
- 「弁護士に相談する」
です。
ヤクザと関わってしまうと、恐ろしい思いをすることによって冷静な判断ができなくなるかも知れませんが、落ち着いてこれらの方法を取りましょう。
ICレコーダーのを常備
ヤクザからお金を借りてしまった場合には、ICレコーダーを準備しておきましょう。厳しい取立ての被害に遭うことを想定し、いつでも録音できるようにしておくことがおすすめです。
最近はスマホでも簡単に録音できますので、取立ての際にどこかに隠しておくと良いでしょう。
暴力を振るわれたら警察に相談
暴力を振るわれたり、脅迫をされた場合には、警察に相談すると良いでしょう。実は、こういったことがない限り、ヤクザからお金借りても警察は動いてくれません。
しかし、暴力行為や脅迫行為があれば、警察に動いてもらうことは可能なので、このようなことがあればすぐに通報しましょう。
弁護士に相談
弁護士に相談するのも1つの方法です。借金問題を弁護士や司法書士に相談するケースもありますが、
闇金は違法であるため、闇金からの借金は返さなくて良い場合もあります。弁護士に相談した事実が分かるだけで潮時と感じるヤクザもいますので、効果的な方法だといえるでしょう。
誰からもお金が借りられない時の対処法
さまざまな理由で資金繰りが必要となり、どうしてもお金借りたいけれど、お金を借りる相手がいない場合に、ヤクザに目を付けられてしまうケースがあります。
ヤクザからお金を借りると、先述した嫌がらせのような取り立てや、さまざまな手口で借金地獄に陥ります。
では、誰からもお金が借りられない時には、一体誰を頼れば良いのでしょうか?お金に困った時は、個人間の借入れではなく、業者を利用するようにしましょう。
ここでは、安全にお金を借りる方法として、
- 銀行カードローンを利用する
- 大手消費者金融でキャッシングする
- 評判の良い街金から借金する
- クレジットカードでキャッシングをする
の4つを紹介します。
銀行カードローンを利用する
銀行カードローンは、ヤクザとは無縁であるため、安心してお金を借りることができます。
また、銀行ブランドでお金を借りることができるため、借金が周りにバレにくいという特徴があります。
個人が無担保無保証人でお金を借りることが可能で、借入れ金額によって1%台~14%程度の金利で融資を受けれます。
メガバンクを筆頭に、ネット銀行や地方銀行まで、さまざまな銀行がカードローンサービスを提供していますので、あなたが利用しやすい銀行を選ぶと良いでしょう。
大手消費者金融でキャッシングする
大手消費者金融は、手軽にお金を借りることが可能です。大手であれば、ヤクザとはかかわりがありませんので、不安なくお金の借入ができます。
ただし、ネットの情報をリサーチしてみると、一部のヤクザが、大手消費者金融の無人契約機の前で、その会社の担当者を装ったニセ社員がいたという事例があったようです。
顧客情報やカード情報をだまし取ったようなので、どうようのケースがあれば注意が必要です。
ちなみに、銀行カードローンよりも、審査に通過しやすいという特徴があります。
参考URL:お金を借りるなら銀行or消費者金融・意外な無利息ローンも!
評判の良い街金から借金する
街金の利用もオススメです。銀行カードローンや大手消費者金融の審査に自信がない場合には、審査に融通性のある街金が便利です。
街金は15%~20%の金利を覚悟しなければなりませんが、その分借りやすいため、お金に困った人が数多く利用しています。
ただし、街金と闇金の見分けがつかないという人も多く、街金から借りたつもりなのに、ヤクザからお金を借りたことにされてしまったという人もいらっしゃいます。
口コミや評判などを事前に調べた上で、安全な街金を選びましょう。
参考URL:街金からお金借りる場合の取扱説明書!確実に借金する豆知識
クレジットカードでキャッシングをする
クレジットカードでキャッシングをすることも可能です。もしもクレジットカードの申し込み時に、キャッシング枠を付けて審査をしていた場合には、定められた限度額の範囲でお金を借りることが可能です。
クレジットカードでのキャッシングは、ATMを利用したり、振込キャッシングで行うことが可能で、カード支払日にショッピング利用と同じように支払いができるため、とても簡単にお金を借りることができるでしょう。
限度額はカード会社やカードの種類ごとに異なりますので、あなたのクレジットカードの限度額を事前に確認しておきましょう。
お金を貸してくれる人がいないからといって
ヤクザのお世話になるような借金をしてしまうと、借金地獄の生活が待ち受けているでしょう。そのようなことにならないように、正規の金融業者からお金を借りるようにしましょう。
ヤクザ金融はちゃんと見分けないと危険
正規の金融業者からお金を借りようとしても、意に反してヤミ金地獄に陥る可能性があります。闇金はヤクザがらみのケースが多いため、十分に注意しなければなりません。
では、一体どうやってヤクザからお金借りることを回避すれば良いのでしょうか?ここでは、ヤクザかも知れない業者の見分け方を紹介します。
ここで紹介することが1つでも当てはまっている場合には、借入れを回避した方が無難です。しっかりと覚えておきましょう。
闇金融は金融ヤクザ
まず、最初に押さえておきたいのは、正規の街金からお金を借りるのは問題がありませんが、正規の街金を装った闇金から借りてはいけないということです。仮にヤクザではない闇金だとしても、やっていることはヤクザと変わりません。
闇金融は金融業者ヤクザという理解をして、ヤクザだけでなく、闇金融自体からお金を借りることを回避する考えが大切です。
貸金業登録番号がない金融業者はヤクザかも
貸金業を行うには、財務局や都道府県、資金業協会などに、貸金業登録をしなければなりません。
逆にいうと、これらに登録していない業者はヤクザの可能性があります。必ず、ホームページやチラシに、登録番号が記載されているか確認しましょう。
チラシに携帯番号しかない金融業者はヤクザかも
チラシに携帯番号しかない金融業者はヤクザかも知れません。
貸金業を行う場合、ホームページやチラシなどの広告物には、携帯電話番号だけでなく、固定電話番号も掲載しなければならないのです。
しかし、携帯番号しか掲載していない業者もありますので、そのような業者から借りないようにしましょう。
法定金利を超える金融業者はヤクザかも
法定金利を超える金融業者はヤクザかも知れません。貸金業には法定金利があり、金利の上限が20%と決まっています。
そのため、銀行カードローンも、大手消費者金融カードローンも、街金も、この範囲での金利設定となっています。
もしも、20%以上の金利設定をしている金融業者があれば違法です。そのような業者から借りてしまうと、ヤクザのお世話になることがありますので、しっかりと金利のチェックが必要です。
年収の3分の1を超える融資をする業者はヤクザかも
融資額にも注意が必要です。もしも、多くの金額を融資してくれるという話しになったとしても、手放しで喜んではいけません。
改正貸金業法では、総量規制というルールがあり、年収の3分の1を超える融資ができないと定められています。
銀行は総量規制の対象外ではありますが、過剰融資にならないように、年収の3分の1は意識しています。
キャッチコピーが甘い言葉なのはヤクザかも
甘い勧誘文句にも気を付けましょう。
たとえば、
- 「誰でも必ず貸します」
- 「ほかの業者で断られても弊社は断りません」
- 「今回あなただけ特別に融資します」
- 「ほかにはない驚きの低金利」
など、あまりに魅力的な宣伝文句があれば、借りない方が無難です。
このような宣伝文句は、法律や条例違反している可能性もありますし、そもそも、このような融資をしているところは正規業者ではありません。
ヤクザの可能性があるキーワードと捉えておくと良いでしょう。
ダイレクトメールや電話勧誘のある業者はヤクザかも
ダイレクトメールや直接携帯へ電話をかけてくる業者にも注意しましょう。ヤクザは、債務整理をした人が掲載される官報などを見て、直接携帯電話やダイレクトメールでコンタクトを取ってきます。
はじめは低金利で安心を促し、本当に借りてしまうと法外な金利に悩まされることになるのです。
また、1つの闇金やヤクザに個人情報が渡ると、ほかの闇金やヤクザから勧誘を受けることもあるため、かかってきた電話は着信拒否、メールは迷惑メール設定にしていく必要があります。
ほかの金融業者を紹介するところはヤクザかも
「現状では融資できないけれど、ほかの業者なら貸してくれる」というような形で、ほかの業者を紹介するケースもあります。
このような業者を紹介屋と呼び、上手に闇金やヤクザに紹介するのです。
結局、ヤクザからお金を借りることになってしまったり、紹介料まで請求されるなど、借金地獄へ真っ逆さまとなってしまうので、こういう業者があるということを認識しておきましょう。
ヤクザに引っ掛からないためには、ヤクザの可能性に注意を払う必要があります。
貸金業登録番号、固定電話、金利、融資額、キャッチコピー、勧誘、紹介などの状況から、ヤクザかどうか類推することができますので、お金を借りる場合には想定しておきましょう。
まとめ
ヤクザからお金借りると、借金地獄に陥ってしまい、地獄のような生活が待ち受けている可能性があります。
甘い誘いには決して乗らず、お金借りる場合には正規の金融業者のみとしておきましょう。
銀行カードローンや消費者金融キャッシングであれば、法律を順守した融資や対応をしていますので、安心して利用することができます。
金策としての効果も期待できますので、これらの業者に頼ると良いでしょう。