この記事を5秒でまとめると…
- 解約返戻金がある生命保険に加入しているなら「契約者貸付」が利用できる
- 年率3.0%〜5.75%の低金利でお金を借りられる
- インターネット、電話、ATMを使って審査不要で借りられる
個人が担保なしで保証人も付けずにお金を借りるには、銀行や消費者金融カードローンという方法があります。
必要書類を提出し、審査を受ければ、無理のない返済額と利率の範囲で貸付金を得ることができますので、気軽に利用できる手段としてオススメです。
しかし、お金を借りる手段は1つでも多くあった方が良いですよね?
そこで、生命保険会社からお金借りる方法を紹介します。
実は生命保険に加入していれば、お金借りれる可能性があるのです。今回は日本生命でお金借りる方法を解説します。
日本生命でお金借りれる?その方法とは
生命保険は保険契約者が定められた金額を支払うことによって、被保険者に万一のことがあれば、受取人が保険料を受取ることができるという仕組みです。
保険契約者、被保険者、受取人とは?
・保険契約者:毎月保険料を支払う人
・被保険者:保険を掛けられる人
・受取人:保険金を受け取る人
しかし、この内容だけ見ても、お金を借りるということとつながって来ませんよね?
まずは、日本生命の主なサービスを簡単に触れた上で、日本生命でお金借りれる契約者貸付制度について紹介し、金利(利息)などの詳細を解説いたします。
日本生命の主な生命保険サービス
日本生命の主な生命保険のサービスは、
日本生命の主なサービス
- 終身保険:一生涯死亡に備える保険
- 定期保険:一定期間、死亡に備える保険
- 生存給付金付定期保険:一定期間、死亡に備えつつ、お祝い金がもらえる保険
- 年金保険:死亡に備えながら将来資金を準備できる保険
- 養老保険:一定期間、死亡に備えつつ、資産を作れる保険
の5つがあります。
同じ生命保険でも、保険期間や保険金の受取方式が異なるため、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。
日本生命でお金借りれる契約者貸付
契約者貸付は、生命保険会社からお金借りれる制度のことをいいます。
ただし、全ての生命保険契約時にお金借りれるわけではなく、解約返戻金がある生命保険契約をしている場合に、その範囲内でお金借りることが可能です。
解約返戻金とは、保険を解約する時に戻ってくるお金のことを言いますので、今まで支払って来た保険料が多ければ解約返戻金も多くなります。
契約者貸付は、今まで積み立てて来たお金の中から借入できる制度であるため、たとえば、終身保険や養老保険など、解約返戻金がある保険契約時に利用可能です。
日本生命でお金借りる場合の金利
契約者貸付は、今まで積み立てて来た解約返戻金の範囲でお金借りれると紹介しましたが、そういうと、貯金を切り崩す感覚でお金を引き出すと勘違いされる人がいらっしゃいますが、あくまでも借りるということが前提です。
そのため、金利とともに返す必要があります。
金利は金融情勢等などによって変化をし、年3.0%~5.75%となっています。
《日本生命の金利》
- 平成6年4月1日以前の契約の場合:5.75%
- 平成6年4月2日~平成8年4月1日の契約の場合:4.75%
- 平成8年4月2日~平成26年4月1日の契約の場合:3.75%
- 平成26年4月2日以降の契約の場合:3.0%
契約貸付金を借りる方法と返済方法
日本生命で契約貸付金を利用しようとした場合、具体的にはどのようにすればお金借りることができるのでしょうか?
また、返済方法はどのようになっているのでしょうか?
日本生命の契約者貸付の利用方法は、
- 「インターネットの利用」
- 「はいっ!TELの利用」
- 「ATMの利用」
- 「その他の方法」
の4つがあります。
いずれの方法もとても手軽に利用できますので、お金借りたいと思ったら、あなたにとって最も便利な方法を選択すると良いでしょう。では、それぞれ1つずつ解説します。
インターネットの利用
日本生命が推奨している方法が、インターネットからの手続きです。
インターネットの「ご契約者さま専用サービス」にログインすると、2分程度で手続きが完了するため、急ぎの場合にも便利です。
「ご契約者さま専用サービス」にログインするためには、お客様IDでログインする方法、契約番号や証券番号でログインする方法、証書記号番号でログインする方法があります。
いずれの方法も、必ず契約者本人が入力する必要があります。
はいっ!TELの利用
「はいっ!TEL」とは、電話での自動取引サービスのことで、契約者が電話をかけると、音声案内に従って契約手続きを進めることとなります。
「はいっ!TEL」を利用する場合には、取引口座を事前に登録必要がありますので、あらかじめ準備をしておきましょう。
「はいっ!TEL」の電話番号は0120-008621で、通話料は無料です。
携帯電話やPHSからかけることもできますので、気軽に利用することが可能です。
受付時間は月曜日から土曜日までが8時~23時45分、日曜日と祝日が8時~20時となっており、照会はいずれも24時間対応となっています。
《はいっ!TEL》
0120-008621
月曜から土曜:8時~23時45分
日曜・祝日:8時~20時
ATMの利用
日本生命の契約者は、ATMを利用して借入れや返済をすることも可能です。
利用できるATMは、日本生命が運営しているニッセイATMだけでなく、各銀行の提携ATMの利用も可能です。
利用できる各銀行の提携ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- 三菱東京UFJ銀行のATM
- 三井住友銀行のATM
- セブン銀行のATM
セブン銀行のATMは、全国のセブンイレブンやイトーヨーカドーに設置されているため、さまざまな場所で便利に利用することができるでしょう。
提携ATMを含めた台数の数は、全国約64,000台となっており、外出ついでの利用が可能です。
その他の方法
ニッセイコールセンターを利用する方法もあります。ニッセイコールセンターは、加入している生命保険の手続きや問合せに対応しています。
電話番号はフリーダイヤル0120-201-021で、月曜日から金曜日までは9時~18時、土曜日は9時~17時まで受け付けしています。
さらに、高齢者専用ダイヤルも設けられており、直接オペレーターに接続してもらうことが可能です。
電話番号は0120-147-369で、担当のオペレーターが分かりやすく丁寧に対応してくれるでしょう。
《ニッセイコールセンター》
0120-201-021
月から金曜:9時~18時
土曜日:9時~17時
ご高齢のお客様専用ダイヤル
0120-147-369
日本生命契約者貸付のメリットデメリット
日本生命契約者貸付は、保険契約している人が、手軽にお金借りれる有難い方法といえるでしょう。
しかし、実際に利用する場合には、しっかりメリットとデメリットを把握しておくことをオススメします。
想定されるメリットとデメリットについて簡単に触れておきたいと思います。
日本生命契約者貸付のメリット
日本生命の契約者貸付は、保険を解約せずに利用することができます。
ちゃんと返済すれば解約返戻金が減ることもありませんし、保障も契約内容通りに受けることができます。
また、解約返戻金は、積み立てているお金であるため、そこからお金借りる場合には審査も不要です。
そのため、信用情報にも記載されないというメリットもあります。
日本生命契約者貸付のデメリット
日本生命の契約者貸付のデメリットは、解約返戻金が少ない場合に利用できないケースがあることです。
その場合には、カードローンの利用など、他の方法を検討しましょう。
参考:お金借りるならカードローンが良い?メリット・デメリットは何?
また、年3.0%~5.75%の利息は複利で計算するため、1年後とに未払い金の利息が元本に加算されてしまいます。
結果的に利息が膨れる可能性もありますので注意が必要です。
まとめ
日本生命からお金借りるには、生命保険の契約者貸付制度を利用すると良いでしょう。
解約返戻金の範囲でお金借りることが可能です。
借入方法や返済方法は、インターネットを中心に、専用電話やATMなど、複数の方法で利用することができます。メリットとデメリットに配慮しながら、計画的に利用すると良いでしょう。