起業・開業のためにお金を借りる方法を徹底解説

この記事を5秒でまとめると…

  • 助成金やベンチャーキャピタルなどを使った出資などを活用することで借りずにお金を調達できる
  • 審査は厳しいが日本政策金融公庫を利用する方法でお金を借りられる
  • 大きなお金でなければ、銀行や消費者金融からお金を借りるのが一番手軽

起業する場合には、開業資金が必要となります。

資金調達方法は、自分がこれまで貯えた自己資金のほか、誰かから出資を受けたり、融資制度を利用したり、金融機関から借入する方法などがあります。

しかし、はじめての企業経営や個人事業経営の場合には、具体的にどうやって金策できるのか、分からないですよね?この記事では、出資を含めて、起業時にお金借りる方法について紹介します。

お金借りずに事業資金を集める方法

起業時の金策としては、お金借りることが基本となりますが、どうせなら返さなくて良い方が楽ですよね?

まずは、お金借りるよりも、出資を得る方法から考えてみましょう。
ここでは、お金借りずに事業資金を集める方法として、

  • 「親や友人に出してもらう」
  • 「助成金を活用する」
  • 「出資してもらう」

の3つを紹介します。

親や友人に出してもらう

会社を起こす時には、資本金を親や友達に出してもらうことがあります。親はできる限りの協力をしてくれるでしょうし、友達も信頼関係があれば助けてくれるかも知れません。

事業内容や将来ビジョンを綿密に打ち出し、出資のお願いをしてみましょう。会社が軌道に乗り、利益が出た時に還元してあげると良いかと思います。

ただし、1人だけにお願いするのではなく、複数人にお願いして、1人当たりの額を少額にすることがオススメです。その方が出してくれる確率が高くなるでしょう。

助成金を活用する

助成金の活用も検討しましょう。助成金には、さまざまな種類がありますので、その中から条件にマッチするものを選択すると良いでしょう。

ただし、手続きが複雑だと感じる人が多いため、代行業者に依頼するなど、労力の軽減も大切です。

また、助成金を取るために、事業内容に手を加えてしまい、本末転倒となってしまうケースも多々あります。事業がブレないように気を付けなければなりません。

出資してもらう

一般に出資を募るという方法も検討しましょう。たとえばベンチャーキャピタルが出資してくれる可能性もありますし、クラウドファンディングによって個人が出資してくれる可能性もあります。

事業内容が世の中の役に立って、魅力的である場合には、出資を募りやすくなりますので、チャレンジすると良いでしょう。

起業のために日本政策金融公庫からお金借りる

日本政策金融公庫は、国が出資している金融機関で、主に中小企業に対して積極的な融資を行っています。

以前は国民生活金融公庫という名称であったため、国金とか公庫という呼び方に馴染みのある人も多いでしょう。

担当者がついてくれて、お金借りる相談に乗ってくれたり、事業計画書の書き方を教えてくれるなど、手厚い対応をしてくれます。

ここでは、日本政策金融公庫からお金借りる基礎知識として、

  • 「日本政策金融公庫の金利や限度額」
  • 「融資までの流れ」
  • 「日本政策金融公庫は審査が厳しい」

ということについて解説します。

日本政策金融公庫の金利や限度額

日本政策金融公庫には、さまざまなサービスがあるため、最も適しているサービスを選択する必要があります。

ほとんどの業種の中小企業で利用できるのが「普通貸付」です。
普通貸付の使用用途と返済期間、限度額についてまとめてみました。

使用用途 返済期間 限度額
運転資金 5年以内 4,800万円
設備資金 10年以内 4,800万円
特定設備資金 20年以内 7,200万円

ただし、金融業や投機事業、一部遊興娯楽業の場合には利用不可ですので、事前に確認が必要です。

金利は、

  • 無担保の場合の基準金利が1.81%~2.40%
  • 担保ありの場合の基準金利が1.16%~2.35%

で、状況によって特別金利が適用されることもあります。

※金利は2018年3月現在です。

融資までの流れ

日本政策金融公庫で融資を受けるには、申し込みから1カ月程度の時間を覚悟しなければなりません。

また、申し込む段階で、事業プランができあがっていなければ融資を受けることは難しいため、プランを煮詰める時間も必要です。

以下、プランが仕上がっている前提での申し込み手順を紹介します。

日本政策金融公庫の申し込み手順

  • 《ステップ1》窓口で相談
    ・申し込む場合には創業計画書や申込書などを提出
  • 《ステップ2》店舗で担当者面談
    ・およそ1週間程度で面談。事業を行う予定地の確認も行われる
  • 《ステップ3》審査結果の通知
    ・およそ2週間ほどで審査結果の通知が行われる
  • 《ステップ4》契約必要書類の提出
    ・契約を結ぶ上で必要となる書類を提出
  • 《最終ステップ》融資
    ・契約後に振込みが行われる

日本政策金融公庫は審査が厳しい

一般的に、日本政策金融公庫は審査が厳しいといわれています。自己資本が少ない人や、事業計画の完成度が低い人、既に他社借入がある人などの場合には、審査落ちの可能性が高いでしょう。

また、これから行おうとする事業の経験や、熱意なども評価されるため、簡単にお金借りることはできません。

とはいえ、最初から諦める必要はありませんので、まずは気軽に担当者に相談すると良いかと思います。

おすすめの銀行ローン

日本政策金融公庫よりも、手軽にお金借りる方法が、銀行カードローンやフリーローンです。無担保無保証人で利用できる上、早ければ数日で融資を受けることが可能です。

また、審査も日本政策金融公庫ほど厳しくないため、お金が必要な時の助けとなってくれるでしょう。上手に借りて事業資金とすれば、資金繰りが付けやすくなりますし、スタートアップに勢い付けることができます。

ここでは、おすすめの銀行ローンをピックアップいたします。

おすすめ銀行ローン一覧

銀行名 ローン名 金利 限度額 特徴
イオン銀行 カードローン 3.8%~13.8% 800万円 月々1,000円から無理なく返済
スルガ銀行 スタートアップローン 7.0%~14.9% 30万円、50万円、100万円、200万円、300万円、500万円 面談不要のWEB申し込み
ソニー銀行 カードローン 2.5%~13.8% 10万円~800万円 PCやスマホで完結
楽天銀行 スーパーローン 4.9%~14.5% 500万円 楽天会員のランクに応じて審査が優遇

いざという時はキャッシング

銀行ローンの審査に自信がない場合や、大急ぎでお金を借りたい場合には、キャッシングを検討すると良いでしょう。

キャッシングは、大手消費者金融や街金、クレジット―カードで気軽に行うことができるため、すぐに現金を手に入れることが可能です。

また、いずれの方法も、その日のうちに現金が手に入るため、急場をしのぎやすいという特徴があります。ここでは、それぞれの内容を具体的に見て行きましょう。

大手消費者金融カードローン

大手消費者金融カードローンは3.0%~18.0%の金利で、最大800万円までお金借りることが可能です。

無人契約機で外出ついでに借りたり、スマホアプリでカードレスの借入ができたり、自宅に居ながらウェブ完結申込ができるなど、利用方法はさまざまです。

どの大手消費者金融も、最短即日融資に対応しているため、急いでいる人も安心です。開業資金がどうしても不足する場合や、資金繰りに困った時には、気軽に利用すると良いでしょう。

大手消費者金融一覧

銀行名 金利 限度額 特徴
アイフル 4.5%~18.0% 500万円 東証一部上場
アコム 3.0%~18.0% 800万円 クレカ発行
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円 ウェブ完結
プロミス 4.5%~17.8% 500万円 アプリローン

街金からの借り入れ

街金を利用する方法もあります。街金は違法な闇金ではなく、正規の中小消費者金融のことを指します。

50万円程度の少額融資を得意としている業者が多く、審査難易度が低いため、ちょっとした事業資金の不足に活用することが可能です。

中には数百万円規模の融資をしてくれる業者もありますし、自動契約機やウェブ完結申込など、大手に準ずるサービスを提供している業者もありますので、利用しやすいところを選ぶと良いかと思います。

クレジットカードでキャッシング

クレジットカードでキャッシングすることも手軽です。クレジットカードの申し込み時に、キャッシング枠を付けているのであれば、限度額の範囲でATMからお金借りることが可能です。

また、振込融資にも対応しているため、その場合はカード会社に連絡してみましょう。いずれの場合も、必要な金額がすぐに手に入るため、お金の心配から解放されることになります。

まとめ

起業する時にお金が必要な場合には、さまざまな方法でお金を工面することを考えましょう。まずは出資を募るなど、返済不要な金策法からトライし、その後、低金利の日本政策金融公庫に相談しましょう。

日本政策金融公庫で借りれない場合や、急ぎでお金が必要な場合には、銀行ローンや消費者金融からのキャッシングも有効です。資金繰りの状況やタイミングと睨めっこをし、最適な方法を検討しましょう。