この記事を5秒でまとめると…
- 海外で困ったことがあればまず大使館に相談をしよう
- 大使館ではお金は借りられないが、金策のアドバイスをもらうことが出来る
- 海外でお金を借りる方法で一番簡単なのがクレジットカードのキャッシング枠
海外旅行中の旅行者や、海外出張中のビジネスマンが、現地でトラブルに見舞われた時には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
特に、お金に困った状況の時には、焦ってしまうケースが多いようです。
そこでこの記事では、日本大使館で受けれる援助やアドバイスについて紹介した上で、外国でお金借りる方法についても解説いたします。
こんな時に助けてくれる日本大使館
海外滞在中に何らかのトラブルに巻き込まれてしまう人は少なからずいらっしゃいます。
まさか自分がトラブルに巻き込まれるなんて思いもしなかったため、いざそのような状況になると、焦って的確な判断ができなくなってしまいます。
そのような困った状況の時には、日本大使館に相談しましょう。
日本大使館は海外で気軽に相談できる場所で、もしもの時に助けとなってくれるでしょう。まずはどんな時に助けてくれるのかを解説します。
事件や事故に遭った時
もしも海外滞在中に、事件や事故に遭った時には、日本大使館に相談すると解決策をアドバイスしてくれます。
たとえば海外で手続きをしなければならない場合には、通訳や弁護士などの情報を教えてくれますので、言葉が分からない場合でも対処ができるようになります。
突然の入院の時
海外で突発的に入院が必要となった場合には、どこの病院に入院すれば良いのか分かりませんよね?
日本大使館では、日本人が多く利用している病院や、おすすめの病院を教えてくれます。
また、状況について、家族や保険会社との連絡もしてくれますので、安心して入院することができるでしょう。もしも家族が現地入りする場合のヘルプもしてくれます。
盗難被害に遭った時
国にもよりますが、海外では盗難が多いという話をよく耳にします。
もしも盗難被害に遭った場合には、現地の警察に被害届を出すことになりますが、慣れない海外ではどのように被害届を出せば良いのか分からないケースが多いです。
日本大使館では、被害届の出し方についてのアドバイスをしてくれますので、その上で、警察に行きましょう。
パスポートをなくした時
パスポートをなくした時も、日本大使館に相談しましょう。なくしたパスポートが悪用されないために失効の手続きをしてくれたり、新たに発行してくれます。
また、帰国するために必要な渡航書を発行してくれるケースもありますが、いずれにせよ、適切に対処してもらえますので安心です。
災害や震災の時
海外に滞在している場合のトラブルは、人的なものだけとは限りません。自然発生的な災害の被害にある可能性もあります。
また、大地震のような震災被害にあうことも考えられますので、その場合も大使館に連絡しましょう。
日本大使館では、被災者の安否の把握や、必要な支援を行います。被災情報の情報提供もネットを通じて行っていますので、定期的にチェックすると良いでしょう。
逮捕された時
万が一、海外に滞在中に事件などを起こしてしまい、逮捕されてしまった場合には、通訳や弁護士の情報提供をしてくれます。
時々勘違いする人がいる内容としては、無料で弁護してもらえるということや、刑罰を減らしてくれるように交渉してもらえるということです。
しかし、それらは大使館の仕事ではありませんので、弁護士費用はかかりますし、減刑の交渉もしません。
日本と連絡できない時
海外滞在中に、日本との連絡の取り方が分からない場合には、連絡方法をアドバイスしてくれます。
もしも、何らかの事情で本人が直接連絡できない時には、大使館が連絡してくれることもあります。
ただし、連絡の取り方に関しては、なるべく渡航前に調べて、しっかりと把握しておきましょう。
その他困った時
ここまで紹介した内容以外にも、外国に滞在していると、困ったことが起きる可能性はあります。
その場合には、柔軟な態度で相談に乗ってくれますので、取り急ぎ日本大使館に連絡すると良いでしょう。
海外でお金に困った時の注意点
海外に滞在している時に、何らかの事情でお金が不足してしまった場合には、どのようなことに注意をすれば良いのでしょうか?
馴れている日本では、さまざまな方法が思いつくかも知れませんが、慣れない海外の場合には、どのように対処すれば良いのか分からず、大きな不安を抱える人もいらっしゃいます。ここでは、海外でお金に困った時の注意点を紹介いたします。
日本大使館でお金借りる相談
インターネットの情報をリサーチしていると、日本大使館でお金借りることができるという投稿が数多く上がっています。
そのため、海外での金策として日本大使館でお金借りるという方法を提案しているケースが多いようですが、原則お金を貸してくれることはありません。
日本大使館でお金を借りるということは、外務省も提示していませんので、期待しない方が良いでしょう。

カードを全部止める
お金に困った理由が、財布などの盗難や紛失の場合には、すぐにカード類の利用を停止しましょう。
財布の中に銀行のキャッシュカードや、クレジットカードが入っている場合は、勝手に引き出されたり買い物やキャッシングをされる可能性もありますので、迅速に対処する必要があります。
海外でお金借りる方法
もしも海外でお金を借りたい場合には、どうやって借りれば良いのでしょうか?
日本でお金借りるのと違い、海外でお金借りるのは難しいと考えている人が多いようですが、実は海外でも気軽に融資を受けることは可能です。
ここでは、その方法として、
- 「誰かに送金をお願いする」
- 「クレジットカードのキャッシング」
- 「消費者金融業者のクレカでキャッシング」
の3つを紹介したいと思います。
誰かに送金をお願いする
海外でお金に困った場合には、家族に送金を依頼しましょう。家族に対して詳しい事情を説明した上で、必要なお金を送金してもらうと良いでしょう。
事情の説明を省いたり、適当な説明をしてしまうと、家族は心配してしまいます。無事でいることの報告をきっちりとした上で、送金の依頼をしましょう。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードのキャッシングも有効活用しましょう。クレジットカードは、ショッピング利用だけでなく、キャッシング利用も可能です。
クレジットカード申し込み時に、審査を受けてキャッシング枠を付けている場合、限度額の範囲で気軽にお金借りることが可能です。
消費者金融のクレカでキャッシング
日本にいる場合には、消費者金融のカードローンを利用すると、気軽に借り入れや返済が可能ですが、海外では消費者金融の利用ができません。
しかし、大手消費者金融のアコムの場合には、クレジットカードを発行しているため、海外でキャッシングすることも可能です。
アコムが発行しているACマスターカードは、10.0%~14.6%(※ショッピング枠利用時)の金利で、最高300万円まで(※300万円はショッピングご利用時の限度額です)の利用が可能です。
まとめ
海外に滞在中に、何らかのトラブルがあれば、日本大使館に相談しましょう。金策の方法も含めて、対処法を教えてくれます。
ただし、原則的にお金を貸してくれることは期待できませんので、金策に関してはアドバイスをもらいながら、自分で対処する必要があります。
家族からの送金や、クレジットカードのキャッシングは、比較的手軽に行いやすい金策法ですので、知っておくと良いかと思います。