学資保険を利用してお金借りる方法とは?検討すべき契約者貸付

この記事を5秒でまとめると…

  • 学資保険は契約者貸付制度を利用することでお金を借りられる
  • 返済を滞らせてしまうと保険が失効してしまう可能性がある
  • 銀行や消費者金融のカードローンの検討も視野に入れるのがベスト

かんぽ生命(郵便局)を含め、多くの保険会社が学資保険を取り扱っています。

子供の教育費は莫大であり、特に大学入学をする場合には、まとまったお金が必要となります。しかし、その分を学資保険でまかなえば、支払いを緩和することができるでしょう。

そんな学資保険ですが、実は一定の範囲で、お金借りる方法に使うことが可能ということをご存知でしょうか?

この記事では、学資保険を利用してお金借りる方法について詳しく解説します。いざという時の金策に役立てていただければと思います。




学資保険でお金借りる方法とは?

学資保険でお金借りると聞いても、保険商品に詳しくない人の場合は、あまりピンと来ないかも知れません。

保険といえば、満期金や解約返戻金、祝い金などが一定の返戻率で得ることができると聞いたことがあっても、借り入れというイメージは付きにくいかと思います。

しかし、契約者貸付制度を利用すれば、学資保険でお金借りることが可能です。まずは、学資保険でお金借りる方法として、学資保険の内容をおさらいした上で、学資保険の契約者貸付制度について紹介します。

まずは学資保険をおさらい

学資保険とは?

学資保険とは、子供が進学するために必要な学費に備える保険のことで、手続きすれば、毎月一定金額を支払っていき、進学前などのあらかじめ定められたタイミングで保険金を受け取れるというものです。

万一契約をした保護者が死亡等をしてしまった場合には、月々の保険料の支払いは不要となりますが、保険金は受け取ることができるため、いざという時に家族にとっての備えを準備するという意味合いもあります。

上手に教育資金を準備する方法として多くの人が活用しています。

契約者貸付制度は学資保険でも利用可能

生命保険の場合、契約者貸付金制度というものがあり、解約返戻金の一定割合を保険会社から借りることが可能です。

審査回答のスピードを気にされる人もいらっしゃいますが、審査はなく、即日お金借りることが可能です。

そんな契約者貸付は、学資保険でも利用が可能です。学資保険も生命保険にカテゴライズされますので、解約返戻金額の7割から9割の範囲で利用できるのです。

借入れには金利がかかりますので、返済額に利息が乗るという注意点はありますが、手軽に借り入れできる方法ですので、知っておくと良いでしょう。

学資保険の契約者貸付の注意点

学資保険の契約者貸付は、安心してお金借りることが可能な方法ではありますが、いくつか注意しなければならないこともあります。

安易に利用してしまった場合には、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性もありますので、慎重に検討した方が良いでしょう。

ここでは、学資保険の契約者貸付の注意点として

契約者貸付の注意点

  • 「複利が適用される」
  • 「保険が失効の恐れがある」
  • 「金利が高い商品の可能性がある」
  • 「祝金や満期金が減る可能性がある」

の4つを紹介します。

複利が適用される

学資保険における契約者貸付の利率は複利(年利)で計算されるため、単利で計算してしまうと予想外の返済が必要となってしまいます。

福利とは?

利息に対してもさらに利息がかかること

たとえば年利5%の場合に50万円のお金を借りたとすると、1年目に2万5,000円の利息となります。

そして、翌年は52万5,000円に対して年利5%がかかりますので、551,250円となるのです。つまり、毎年利息が増えて行くことになりますので、注意しなければなりません。

保険が失効の恐れがある

契約者貸付は手軽にお金借りることができる分だけ、返済が滞ってしまうリスクもあります。もしも返済をしないまま放置してしまうと、保険が失効してしまう可能性があります。

ちゃんと返済すれば、復活する可能性もありますが、返せないほど大きな返済額となっていることもあるため、結局復活できなかったということもあります。

せっかくの備えがゼロになってしまいますので、しっかりと返済する必要があります。

金利が高い商品の可能性がある

契約者貸付の金利が高くなってしまう可能性もあります。契約者貸付は、保険契約をした段階での金利が適用されていますので、高金利の時代に契約した場合、解約返戻金をお得に貯めれるというメリットはありますが、借りる場合には高金利での借入れとなってしまいます。

そのような事情を知らないまま、気楽に借りてしまっては、予想外の金利での借入れとなってしまう場合がありますので、利用する前に、しっかりと金利や返済総額のチェックをしておきましょう。

祝金や満期金が減る可能性がある

返済が滞ってしまった場合には、受け取れるはずの保険金から借入金額を差し引かれることもありますので、予定していた学費を捻出できなくなってしまうことも想定しなければなりません。

契約者貸付は複利運用で借入れを行うため、もしも返済をできなければ、予想以上に受取れる保険金が減ってしまうことも考えられます。

契約者貸付を利用してお金借りるのであれば、総合的な計画を持つ必要があるでしょう。

学資保険よりも手軽にお金借りる方法

学資保険の契約者貸付を利用するのも良いのですが、大事な教育資金ですから、なるべくならほかの借入れ方法も検討したいですよね?実は学資保険よりも手軽にお金借りる方法がいくつか存在します。

その方法は

手軽にお金を借りる方法

  • 「銀行カードローンを利用する」
  • 「大手消費者金融からお金借りる」
  • 「街金から融資を受ける」
  • 「クレカでキャッシングを行う」

の4つの方法です。
いずれも無担保無保証人でお金借りることが可能です。

銀行カードローンを利用する

個人が無担保無保証人でお金借りる方法として、銀行カードローンの利用がオススメです。

銀行カードローンは銀行名でお金借りることができるため、安心して利用することが可能ですし、ローンカードを家族に見られても、それだけで借金とは判別が付きにくいでしょう。

専業主婦でも借入可能な銀行もあるため、幅広い層の人が利用しています。低金利というメリットがある反面、審査がやや厳しいというデメリットがあります。

参考:銀行でお金借りるのは安心?個人でも銀行で借りられる?

大手消費者金融からお金借りる

大手消費者金融を利用する方法もあります。大手消費者金融の場合は、銀行カードローンよりも審査に融通性がある上、即日融資に対応可能ですので、急ぎの場合にも頼ることができます。

銀行カードローンが14%程度の金利であることに対して、大手消費者金融の場合は18%とやや高めというデメリットがありますが、サービスの利便性には目をみはるものがあります。

参考:お金を借りるなら銀行or消費者金融・意外な無利息ローンも!

街金から融資を受ける

銀行カードローンや大手消費者金融でお金借りることができない場合には、街金を利用する方法もあります。

街金とは中小規模の消費者金融のことで、大手消費者金融よりも審査に融通性があるといわれています。

金利は20%と高い業者も多いのですが、借り入れのしやすさを重視する人が数多く利用しています。ただし、闇金と間違えて申し込みをしないように注意する必要はあります。

参考:街金からお金借りる場合の取扱説明書!確実に借金する豆知識

クレカでキャッシングを行う

クレジットカードでキャッシングする方法もあります。クレジットカードは、ショッピング枠だけでなく、キャッシング枠もありますので、入会時の審査でキャッシング枠も付けている場合には、お金借りることが可能です。

クレジットカード会社やカードのランクによって、限度額はさまざまですが、振込キャッシングや、ATMでのキャッシングができるため、手軽にまとまった現金を入手することが可能です。

まとめ

学資保険に加入している人は、契約者貸付を利用することで、お金借りることが可能です。

ただし、返済できない場合には保険契約が失効となったり、保険金が減ってしまう可能性があるため、せっかくの備えを食いつぶすことになりかねません。

また、複利で利率が計算されたり、契約時の利率で借り入れをする必要があるため、想定以上の利息がかかる可能性もあります。

事前に確認してから利用しましょう。より手軽な借入をしたい場合には、カードローンなども視野に入れた方が、ライフプランが立てやすい場合もあるかと思います。

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