キャッシングでお金借りるならどこがいい?初めてキャッシング

この記事を5秒でまとめると…

  • 借入先選びのポイントは正規業者か、金利や返済額に無理がないか、希望の額を借りられるか
  • 詐欺に遭わないために知名度・評判や保証人の有無に注意すべし
  • 銀行は金利が安いが審査が厳しく、消費者金融は金利が高いが融資までが早い

キャッシングでお金借りるならどこがいいのか分からないという方は、何を基準にキャッシングを選択すればよいのでしょうか。

初めてキャッシングを利用するとなればなおさらですね。取り扱う金融機関ごとにキャッシングの特徴は異なりますので、色々と比較して決める必要があります。

そこで今回は、キャッシングの選び方について解説します。安心してお金借りるための条件、具体的に何を比較すればよいのかなどキャッシングを選ぶ際の基準を紹介します。

なお、ここでのキャッシングとはカードローンでのカードキャッシングについてお話します。初めてキャッシングでお金借りる人必見の内容ですので是非参考にしてください。




キャッシングを選ぶ条件5選

「キャッシングを選ぶのって難しそう」そう思っている人は多いかもしれませんが、ちょっとしたポイントを抑えるだけで自分にピッタリなキャッシング会社は見つかるものです。

ここではキャッシングを選ぶ条件を5つに絞って紹介していきます。

1.正規の貸金業者であること

キャッシングを利用する上で誰もが抱いているであろう不安それは「安心できる業者なのか」ではないでしょうか?

銀行カードローンは言わずもがな銀行が運営提供しているため安心して借りられますが、消費者金融や信販会社からお金借りるという場合は注意が必要です。

貸金業登録は必須

消費者金融や信販会社は国や地方自治体へ貸金業登録を届け出なければいけません。もし、これをせずに貸し付けを行っている業者があればそれは違法業者です。

現に貸金業登録を届け出ずにお金を貸している無登録業者はたくさん存在します。

正規の貸金業者からお金を借りるためにも、まずはその業者が貸金業登録をきちんとしているかどうかを調べましょう。正規の貸金業者なのかどうかは「登録番号」を確認すれば分かります。

金融庁のホームページにある「登録貸金業者情報検索」にて、登録番号を入力するだけで正規の貸金業者かどうかを知ることができます。

金融庁のホームページにアクセスして利用してみてください。また登録番号以外にも、所在地、商号・名称、代表者名、電話番号のいずれかを入力するだけでも調べることができます。

参考:闇金からお金借りると悲惨!闇金の手口を知って対処しよう

2.金利や手数料はいくらなのか

キャッシングで借りたお金は、利息をつけて返済しなければいけません。その利息額がいくらになるのかを決めるのが金利です。金利は、銀行なら14%前後、消費者金融・信販会社は18%前後です。

利息制限法の上限金利

  • 元金が10万円未満⇒年20%まで
  • 元金が100万円未満⇒年18%まで
  • 元金が100万円以上⇒年15%まで

つまり、どんなに高くても金利は20%までとなり、それを超える利率で貸し付けてはならないということです。

もし20%超えの金利設定をしている業者があれば、それは違法業者ですから絶対に利用しないことです。

手数料は、借入れや返済時のATM利用料や、振込みによる振込手数料のことです。キャッシング会社によって手数料が発生するところと発生いないところがありますので、かならず確認しましょう。

3.希望した金額を借りられるか

キャッシングは希望した金額でかならず借りられるわけではありません。融資限度額は審査をしてみないことにはわかりません。

しかし、雇用形態や年収によっては自分が希望する金額を借りられない可能性があります。

特に、

  • 専業主婦の方
  • パート・アルバイトの方
  • 年金受給者の方
  • 低年収の方

は一般的に限度額が低めに設定される傾向にありますので覚えておくと良いでしょう。

また消費者金融と信販会社は「総量規制」の対象となりますので、年収3分の1を超える金額の借り入れはできません。

たとえば、年収300万円の人が消費者金融で120万円の借り入れを希望しても、総量規制により最高でも100万円までしか借りられないということです。

このように消費者金融もしくは信販会社から融資をうける場合は総量規制にも気を付けなければいけません。

4.返済方法や返済期間に無理はないか

キャッシングは金利が高いため、少しだけ借りてすぐに返すのが望ましいです。返済期間が長引けば利息を多く払わなければいけないからです。

しかし、そうは言っても高額な借り入れをした場合、短期間で返済するのは難しいという場合もあります。

複数回に分けて返済する場合は、返済期間と返済方法をかならずチェックしておきましょう。返済期間と返済方法もキャッシング会社によって異なるからです。

特に気を付けたいのが返済方法です。
返済方法は、

  • 口座振替
  • ATM
  • 振り込み
  • 店頭
  • ネットバンキング

など様々です。

返済日を忘れやすいという人は口座振替で返済可能なキャッシングを選択したいものです。

5.最低返済額に無理がないか

キャッシングの返済では、借入額にかかわらずキャッシング会社で定められた金額を支払うことになっています。かならず支払わなければいけない返済額であり、これを最低返済額といいます。

最低返済額には利息がかならず含まれており、借入残高に比例して最低返済額も増えていきます。

たとえば、借入残高が30万円以下であれば最低5,000円を支払わければならず、借入残高が30万円を超える場合は最低1万円を支払わらなければいけないというようにです。

最低返済額が低ければ一月に占める返済負担は軽くて済みます。しかしその反面、元金は中々減らず利息を多く支払わなければいけないというデメリットがあります。

これに対し最低返済額が多いと元金の減りが早く利息負担を抑えることができるというメリットがあります。ただし、月々の返済負担が重くなるため家計を圧迫する虞があるというデメリットがあります。

キャッシング会社ごとに最低返済額は異なりますので、家計の状況を見ながら借入先を決めるのが良いでしょう。

もっともキャッシングは臨時返済も可能ですから、不安な人は最低返済額が低めに設定されているキャッシング会社を選択し、お金に余裕がある月は臨時返済で元金を減らすという形で返済していくのが無理のない返し方といえるでしょう。

詐欺業者から借りないためすべきこと3選

正規の貸金業者どうかを調べる方法は上記でお伝えしました。それとは別に、ここでは利用しようとしているキャッシング会社が安全かどうかを見極める方法についても紹介します。

1.審査が甘いことを謳っていないか

キャッシング会社は、審査で「収入の安定性」と「個人信用情報」を重視しています。

申し込み者の返済能力を図るために欠かせない情報であり、どちらか一方でも問題があれば融資は断られる可能性が高いです。

そうでないとキャッシング会社が損してしまうかもしれないからです。つまり審査基準が甘い業者というのは存在しないということです。

雇用形態を問わなかったり安定収入さえあれば審査通過できるなど、利用するための条件が甘いという意味で審査基準が甘いと言われているだけですので、その点は勘違いされないように。

中には「ブラックでも借りられます」「自己破産者OK」「すぐに貸します」など、審査基準が甘いことをほのめかす業者もありますが、そのような業者は決まって悪徳業者です。自ら審査基準が甘いことを謳っているような業者は利用しないようにしましょう。

2.知名度が低い業者でないか

業者によっては名前すら聞いたこともないようなところもありますが、知名度の低い業者で借りるよりも、知名度の高い業者のキャッシングを利用したほうが安全です。銀行もしくは大手の消費者金融を利用するのが良いでしょう。

知名度が低いから優良でないというわけではありませんし、中には大手にも引けを取らない業者も存在しますが、高金利だったり借り入れや返済方法が限定されるなど利便性にかけている可能性が高く、あえて利用するほどでもありません。

3.担保・保証人は不要か

キャッシングは、担保・保証人不要でお金借りることができます。融資額が高額な場合は担保・保証人を求められることもありますが、それは稀なことです。少額融資や何らかの理由で担保・保証人を求めるような業者での利用は控えましょう。

会社の違いによるキャッシングの種類

キャッシングを選ぶ際、どの系列の会社が扱っているキャッシングなのかも気を付けたい点の1つです。大きく分けて銀行系、信販系、消費者金融系の3つがあり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

どのキャッシング会社で借りるのが良いのか、メリット・デメリットを知り選びましょう。

銀行系

銀行系のメリット

何と言っても金利が低いことです。
少額の借入でも、他の系列のキャッシングよりも低い金利でお金借りることができます。

また、銀行によってはその銀行と取引していることで優遇金利が適用されることもあり、更に低い金利で借りられることもあります。

そして何よりも銀行は安心感があります。借りる金額が多くなればなるほど安心できる金融機関で借りたいと思うものです。

銀行系のデメリット

  • 審査が厳しい
  • 融資に時間がかかる

ことが挙げられます。

低金利での貸し付けを可能としている分、返済能力や他社借入を時間をかけて審査します。

即日融資が可能なところもありますが、その銀行口座を持っていたり午前中のうちに契約完了できた場合など制限がついているところがほとんどです。

信販会社系

信販会社系のメリット

銀行に比べて審査基準が緩いことです。
銀行で借りるのは難しいという方は信販会社で検討するのが良いでしょう。

信販会社系のデメリット

  • 金利が高い
  • 利便性が低い

といった点が挙げられます。
消費者金融のように即日で融資をうけるのは難しく、申し込みから1週間以上かかるケースが多いです。

どちらかと言えばメリットよりもデメリットのほうが目立ちます。

消費者金融系

近年テレビCMなどで見かける機会が多くなった消費者金融が取り扱うキャッシングです。

消費者金融に対してネガティブなイメージを抱く方もまだまだ多いですが、利用の仕方を間違えなければ問題なくお金借りることができます。

消費者金融系のメリット

  • 融資が速いこと
  • 審査ハードルが高くないこと

が挙げられます。
特に大手消費者金融は最短30分で審査が完了し、最短1時間で融資を可能としているところもあるくらいで融資スピードに長けています。

加えて審査通過率が高く新規貸し付けに積極的であるため、パートやアルバイトの方でも利用しやすいです。

消費者金融系のデメリット

  • 金利が高いこと
  • 総量規制の対象であること

が挙げられます。
初回のキャッシングでは上限金利が適用されることがほとんどですが、大手消費者金融の場合、年18%の金利が設定されることが多いです。

総量規制の対象ということで借入限度額は年収の3分の1までで頭打ちとなりますので、高額な借入にも向きません。

キャッシング比較ポイント

キャッシング会社を比較する際、主にどの項目を見比べればよいのか迷うところですね。ここでは、キャッシングを比較する際に抑えておきたいポイントを3つ紹介します。

1.借入れと返済方法

借り入れや返済方法はキャッシング会社によって異なりますので、申し込み前にかならずチェックしておきたいポイントです。

下記では大手消費者金融のアコムとメガバンクのみずほ銀行カードローンの借り入れ・返済方法を表にまとめてみました。

借り入れ方法 返済方法
アコム ・インターネット
・電話
・店頭窓口
・アコムATM
・提携ATM
・インターネット
・アコムATM
・提携ATM
・店頭窓口
・振り込み
・口座振替
みずほ銀行 ・みずほ銀行ATM
・提携ATM
・みずほダイレクト(インターネット、電話)
・口座振替

アコムは借り入れも返済も様々な方法があり、利便性が高いです。ただし、利便性が高いという理由だけで決めないことです。

大切なのは自分が希望する方法で借入れ・返済できるかどうかです。借入れ・返済方法は各社ホームページにて見れますので、かならず確認しましょう。

銀行カードローンでは返済方法が「口座振替」のみとしているところもあります。口座振替で返済の場合、通帳記入するとカードローンの利用履歴が記録されてしまいます。

家族に通帳を見られる可能性がありバレたくない場合は、ATM返済が可能な銀行カードローンもしくは大手消費者金融を選ぶのがおすすめです。

2.低金利でも利息が高額になることもある

金利が低いほうが利息負担は軽くて済みます。しかし、返済期間が長期化する場合は利息が高額になりやすいので注意が必要です。

逆に言えば、たとえ金利が高くても短期間で完済できる場合は、利息額はそこまで高額になることはありません。

金利が低い銀行のキャッシングは審査が厳しいため、借りられない可能性が高いです。もし短期間で完済できる、借入額が少額であるという場合は、大手消費者金融での利用を検討するのも良いでしょう。

3.最低返済額の違い

下記の表は大手消費者金融と銀行キャッシングの最低返済額をまとめたものです。

種類 商品名

最低返済額

10万円
借りた場合
60万円
借りた場合
120万円
借りた場合
消費者金融 アコム 5,000円 18,000円 36,000円
プロミス 4,000円 16,000円 24,000円
アイフル 4,000円 16,000円 28,000円
SMBCモビット 4,000円 16,000円 3万円
銀行 三井住友
銀行
2,000円 11,000円 17,000円
みずほ
銀行
1万円 2万円 3万円
オリックス
銀行
7,000円 2万円 3万円

最低返済額とは、毎月かならず支払わなければいけない金額です。上記のとおり、キャッシング会社によって返済額は異なります。

返済額が高ければその分早く完済でき、返済額が少なければ無理なく返済していくことができます。

家計の状況に合わせて返済していくことが大切ですので、毎月いくらまでなら支払えるかきちんと返済計画を立てた上で決めるようにしてください。

キャッシングでお金借りるまでの流れ

キャッシングでお金借りたいけどどうやって申込むのかわからない、誰かに知られてしまうのではないかという不安を抱く方も多いです。

キャッシング会社により手続の流れは異なりますが、最近はどのキャッシングでもインターネットから申し込むことができますので、誰にも知られずに申込可能です。

ここではキャッシングでお金借りるまでの流れについて紹介します。

必要書類は?

キャッシングの申込みに必要な書類は、原則として次の2点です。

本人確認書類

運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカードなど

収入証明書

源泉徴収票、給与明細書、所得証明書、確定申告書など

本人確認書類はかならず必要な書類ですが、収入証明書は申込金額によっては不要になるケースもあります。また銀行の場合は、上記の他に「銀行口座」「社会保険証」「現住所の分かる書類」などが必要になることもあります。

キャッシング会社のホームページにて必要な書類をかならず確認しましょう

申込み方法

キャッシングの申し込み方法は、次に挙げる5つがあります。

インターネット

パソコン・スマホから申し込む方法です。ネット環境があればどこからでも申込むことができますし、時間も気にする必要がありません。

電話

専用ダイヤルにかけて申し込む方法です。担当者に相談しながら申し込めるので安心感があります。

郵送

金融機関の窓口やATMに設置されている専用の申し込み書を郵送して申し込む方法です。ネット上からダウンロードして申し込む方法も用意されています。じっくりと考えてから申し込みたい人向けです。

店頭窓口

直接来店して申し込む方法です。疑問点や気になる点をその場で聞くことができるので安心して申し込めます。

必要書類を持参しなければいけませんので、書類に不備があった場合は再来店が必要になる場合もあります。

無人契約機

大手消費者金融の看板のあるATMにて申し込む方法です。申し込み~契約手続まで全て済ませることができます。

最短1時間で完了できることもあり、契約完了後にはカード発行もしてくれます。急いでいる人向けの申し込み方法です。

審査結果の連絡

審査結果の通知は電話もしくはメールで行われます。店頭窓口や無人契約機の場合はその場で結果がわかります。

審査にかかる時間は大手消費者金融ですと最短30分、銀行ですと2,3日です。

審査は金融機関の営業時間内に行われます。ネットで24時間申込を受け付けていると言っても、審査も24時間行っているわけではありませんので注意してください。

審査では

  • 「申し込み者の返済能力に問題ないか」
  • 「希望金額を貸しても返済できるか」

という視点で行われます。

申し込み書に記入漏れがあったり情報不備があると、電話で確認することもありその分時間がかかりますので、申込内容はできる限り漏れなく記入するようにしましょう。

カード受け取りと契約の流れ

審査が終わると契約手続に入ります。
契約方法は、

  • インターネット
  • 店頭窓口
  • 無人契約機
  • 郵送

があります。

インターネット上で契約する場合は、本人確認書類をメールや専用アプリを使って提出します。すぐに相手側に届くのですぐに契約完了できます。

ローンカードは後日郵送で届けられますが、カード到着前にお金を借りたい場合は自分の銀行口座に振込依頼をすれば借りられます。

店頭窓口・無人契約機の場合は、必要書類を持参して契約手続します。契約完了後に契約書とローンカードを受取り、ATMから現金を引き出すことができるようになります。

郵送の場合は、契約に関する書類とカードが届きますので、必要事項を記入し必要書類を添えて返送します。書類の確認が取れたら借入可能となります。

最近は、申込~契約まで全てインターネット上で行える「WEB完結」のキャッシングが増えてきています。家から一歩も外に出ることなく借入に必要な手続を済ませることができる便利な申し込み方法です。誰にも知られたくない、早くお金を借りたいという場合におすすめです。

大手消費者金融のアコム、プロミス、アイフル、SMBCモビットはいずれもWEB完結に対応しており、即日融資も可能です。

借り入れ方法

借入方法は主に4種類あります。

  • 自社ATM
  • 提携ATM
  • 振り込み
  • 窓口で借入

借入方法はキャッシング会社によって異なりますので、かならず確認しましょう。

基本的にはカードが到着するまではお金を借りることができませんが、大手消費者金融や一部の銀行はカード到着までも振込融資でお金を借りることも可能です。

返済方法

返済方法は主に5種類あります。

  • 口座振替
  • 口座振込み
  • 自社ATM
  • 提携ATM
  • 窓口で返済

返済方法もキャッシング会社によって異なりますので、申し込み前に確認が必要です。中には口座振替のみしか対応していないキャッシング会社もあります。

特に銀行のキャッシングは口座振替のみのケースが多いです。口座振替で返済すると通帳に記録が残ってしまいますので家族バレする恐れもあるので注意してください。

キャッシングの審査

キャッシングでお金借りるには審査をクリアしなければいけません。担保・保証人不要でお金を貸すわけですから当然のことです。

審査でもっとも重視されるのは返済能力の有無です。貸したお金を返してもらわなければいけませんので、返済能力なしと判斷されればお金を借りることはできません。

なぜ審査をするのか?

キャッシングは原則として担保も保証人も不要です。そのため、申し込み者に返済能力があるのか、いつでも連絡が取れる状態なのか、住所に居住しているかという信用力が重要となります。

後のトラブルを回避するためにも事実をチェックすることが審査の目的です。

審査では何を重点的にチェックしているのか?

審査で特に重視される項目は次のとおりです。

働いて収入を得ているかどうか

返済能力を図るために欠かせないことです。定職に就いていることはもちろんですが、勤続年数が短かったり、収入が不安定ですと審査に通るのは難しくなります。

1つの職場に長く勤めている方が収入が安定していて返済能力があると見られます。また大企業に勤めている方が信用度は高いです。

金融事故を起こしていないか

キャッシング会社は申し込み者の個人信用情報をチェックします。個人信用情報に金融事故の情報が記録されている状態ですとまず審査に通ることはないと思って方が良いです。

金融事故は要するに貸したお金を返せていないという証拠ですから、同じように「うちにも返してくれないかもしれない」と思われ融資を断られてしまいます。

  • 長期延滞(2~3ヶ月以上)、
  • 債務整理
  • 強制解約
  • 代位弁済

いずれか1つでも該当する人は個人信用情報に金融事故が記録されており審査には通りませんので覚えておくと良いでしょう。

他社借入状況

他社でいくらお金を借りているかも審査には大きく影響します。

他社借入があっても新たに融資をうけることは可能ですが、収入に見合わない借入れをしていると判斷されると審査は通りません。

また総量規制の関係上、貸金業者から借りられる金額は年収の3分の1までとなります。既に総量規制に抵触するほど借入している場合は、貸金業者から融資をうけることはできませんので注意してください。

持ち家か賃貸か

審査では居住形態もしっかりとチェックされ、重視するキャッシング会社も多いです。持ち家は資産として見られるため信用力が高くなります。

逆に賃貸は財産にはなり得ませんので持ち家と比べると信用力は下がります。もっとも賃貸だから審査に通らないというわけではありません。

審査を有利にするため嘘の申告をしてしまう人もいますが、絶対にやらないことです。嘘の申告内容はほぼ間違いなくバレます。

審査時に特に嘘をつきやすいのが年収、他社借入状況、勤務先情報です。年収は収入証明書の提出、他社借入状況は個人信用情報の照会、勤務先情報は在籍確認によって確認が取られますので嘘は見抜かれる仕組みとなっています。

審査時に嘘が発覚した場合は審査落ちとなりますので、正直に申告しましょう。

どんな人が審査に落ちやすいの?

キャッシングの審査に落ちやすい人の特徴は、次のとおりです。

  • 収入が不安定
  • 金融事故がある
  • 他社借入がある
  • 総量規制に抵触している

どのキャッシング会社の利用条件にも「安定収入があること」はかならずと言っていいほど掲載されています。

これはキャッシングする上での最低条件ですから、これすらもクリアできてない人は審査に通りません。

金融事故は長期延滞、債務整理、強制解約などが該当します。ただし、支払い遅延がある人も審査に落ちやすいです。少額の遅延や1,2日程度の遅延を繰り返している場合もカウントされてしまいます。

他社借入がある場合、年間のローン返済率から収入に対して無理な借入れをしていると判斷されると審査落ちとなります。また総量規制に抵触している場合も審査には通りません。

クレジットカードでキャッシングするのも手です

クレジットカードを持っている場合は、キャッシング機能を使ってお金借りることも可能です。

既にキャッシング機能が備わっているのであれば、審査不要でお金を借りられますので、あえてキャッシングに新規申込する必要もありません。

クレジットカードのキャッシングって何?

クレジットカードにはショッピング機能とキャッシング機能の2つあります。ショッピング機能で商品やサービスを購入し、キャッシング機能でお金を借りるという仕組みです。

手持ちのクレジットカードにはキャッシング機能が付帯されているのであれば、設定された枠内で現金を借りることが可能です。

たとえばキャッシング枠が10万円付帯されていれば10万円まで借りることができます。

クレカでお金借りる方法

クレジットカードでお金借りる方法は実に簡単です。カードを使って普段利用しているATMからお金を下ろすだけです。

  • ① ATMにクレジットカードを挿入
  • ② 暗証番号を入力
  • ③ 返済方法を選択
  • ④ 借入金額を入力

たったこれだけのステップでお金を借りることができます。

クレカキャッシングの返済方法は?

クレカキャッシングの返済方法は次の2つあります

  • ショッピング利用代金と合算して返済
  • ATMで返済

ショッピングの利用代金と合わせて引き落とし日に返済する場合、返済金額は元金+利息となります。通常クレジットカードの一括払いは利息がかかりませんがキャッシングの場合はかならず利息がかかりますので注意しましょう。

ATM返済の場合は、クレジットカードの引き落とし日前でも返済が可能です。この場合、利息は日割り計算となりますので返すのが早ければ早いほど利息が少なくて済みます。

クレカキャッシングにはどんなメリット・デメリットがあるの?

クレカキャッシングのメリットは、審査不要でお金を借りることができる点です。クレジットカード作成時にキャッシング枠の付帯を希望して発行していれば新たに審査は必要ありません。

キャッシング枠が付いていなくても後から付帯させることは可能ですが、その場合はキャッシング枠に対して審査が行われますので、その点は注意が必要です。

またクレジットカードのキャッシング枠は海外の現地ATMでもお金を引き出すことができます。両替所よりもお得に現地通貨を引き出せるのでありがたいですね。

逆にデメリットは金利が高め、ポイントが付与されない、不正利用時の保証対象外などが挙げられます。

キャッシングとカードローンは違うの?

キャッシングは一般的にクレジットカードに付帯しているキャッシング機能のことを言います。クレジットカードを使ってATMから現金を借りることができます。

一方、カードローンは主に銀行や消費者金融が発行するカードを使ってATMから現金を引き出す、または指定の銀行口座の口座振替でお金を借りることを言います。

もっとも最近はカードローンもキャッシングと呼んだり、その逆でキャッシングをカードローンと呼ぶことが多くなり、その境目はなくなってきています。

お金を借りるという点ではキャッシングもカードローンも同じですが、両者には違いがあります。ここではキャッシングとカードローンの違いについて紹介します。

違いは返済方法と金利

キャッシングとカードローンの大きな違いは2つあります。

  • 返済方法
  • 金利

キャッシングの返済方法は基本的に翌月一括払いもしくは残高スライドリボルビング払いとなります。

クレジットカードのキャッシング枠で借りられる金額は10万円~30万円程度と少なめです。また一括で返済することを前提としていることもあり、金利は高めに設定されています。

これに対しカードローンは分割払いまたは残高スライドリボルビング払いとなります。カードローンは借入限度額が数百万円まで対応しており、一括返済が難しいのでキャッシングに比べて金利が低めに設定されます。

分割払いは、毎月少額を支払っていくため負担は少ないですから無理なく返済していくことができます。

ただし、返済期間が長期化してしまうと利息を多く払うことになり損してしまう恐れがあります。

一括で返済するのが難しいくらい大きな金額が必要な場合は、分割で無理なく支払いするのが良いですが、少額の借り入れならできる限り短期間で完済したいところです。

お金借りる前に返済計画を立てよう

キャッシングでお金借りる前に必ずやっておきたいのが返済計画を立てることです。

返済額のシュミレーション計算や完済時期の設定など返済計画を立てないと、ズルズルと返済が長期化してしまいます。その結果多くの利息を払うことになり損してしまいます。

ここではキャッシングの返済額の計算方法とお得に利用する方法について紹介します。

キャッシングの返済額と利息額の計算方法

利息額は下記の計算式を使って求めることができます。

利息額の計算式

借入金額×金利÷365日×借り入れ日数=利息額

たとえば、50万円を金利18%で1ヶ月間借りた場合の利息額を求めてみましょう。

50万円×18%÷365日×30日=7,397円

以上のことから利息額は約7397円、返済額は507,397円となります。

しかし、50万円を翌月一括で返済することはなかなか難しく、実際は複数回に分けて返済するのが一般的です。

たとえば2万円返済した場合は、2万円-7397円=12,603円となり、12603円が元金分、7,397円が利息分として返済に充てられます。

翌月は

(50万円-12,603円)×18%÷365日×30日=7,210円

となり、7210円が利息となります。

利息は借入残高に対して発生しますので、残高が減っていけば利息も減っていく仕組みとなっています。

利息額の計算はそこまで難しいものではありません。しかし、いざ自分で計算するとなると少々面倒ですね。

また約定返済額を含めたシミュレーション計算は少しむずかしい計算が必要となります。そこで返済計画を立てる際に利用したいのが「返済シミュレーションツール」です。

返済シミュレーションツールは、各キャッシング会社のホームページにて用意されています。借入金額、金利、返済回数などを入力するだけで利息額を含めた返済金額と返済期間を簡単に求めることができます。

たとえば、下記はアコムの返済シミュレーションツールを使い返済金額と利息総額を求めたものです。借入金額は50万円、金利18%、返済回数10回で計算しています。

このようにいとも簡単に計算することができますので、返済計画を立てる際に役立てると良いでしょう。

繰り上げ返済で賢くお得に返済しよう

キャッシングの返済は、キャッシング会社が決めた金額(最低返済額と言う)を毎月支払っていかなければいけません。逆に言えば、この最低返済額を払っていけばとりあえずはOKで無理なく返していくことができます。

しかし最低返済額だけを払っていては返済はなかなか終わりません。長期間に渡り返済していかなければいけず、利息を多く払うことになります。

誰だって無駄な利息は払いたくないものでしょう。そこでおすすめなのが繰り上げ返済です。

キャッシングの支払利息を少しでも抑えるには、借入期間を短くし、借入残高を少なくすることです。お金に余裕がある時は繰り上げ返済すると良いでしょう。繰り上げ返済をした場合、支払ったお金は全て元金返済に充てられます。

たとえば、50万円を18%で借りて30日後の約定返済日に5万円を返済する場合、5万円の内訳は下記の通りです。

  • 元金:492,603円
  • 利息:7,397円

しかし繰り上げ返済で5万円返済した場合は、5万円丸々元金の返済に充てられるのです。繰り上げ返済をすれば、その分だけ元金は早く減り結果として利息総額を減らすことができます。

無利息キャッシングなら利息0円で借りられる

大手消費者金融や一部の銀行キャッシングでは、初めて利用する方を対象に「無利息キャッシング」のサービスを提供しています。下記は無利息キャッシングを提供している会社をまとめたものです。

商品名 金利

無利息キャッシング

適用期間 適用条件
アコム 3.0%~18.0% 契約日の
翌日から30日間
返済日を35日毎に設定
アイフル 4.5%~18.0% 契約日の
翌日から30日間
プロミス 4.5%~17.8% 初回借入日の
翌日から30日間
・メールアドレスの登録
・WEB明細の設定
ノーローン 4.9%~18.0% 借入日の
翌日から7日間
2回目以降は完済した月の翌月から利用可能

たとえば、30日間の無利息キャッシングを利用して10万円を金利18%で借入し、2週間後の給料日に全額返済する場合、利息は0円です。本来であれば10万円×18%÷365日×14日=690円の利息を払わなければいけませんが、無利息期間内であれば借りた分だけの返済で済むのです。

キャッシングの注意点

キャッシングは正しく使えば安全かつお得にお金を借りることができます。どうしてもネガティブなイメージがつきまといますが、それは正しい使い方をしていないからです。

キャッシングは限度額内であれば何度でも借り入れすることができ、返済した分だけまた追加で借り入れすることも可能な便利なサービスです。

しかし便利が故に、管理ができていないと自己破綻への道を歩むことになります。無計画にお金を借りて返済が苦しくなればヤミ金のような違法業者に手を出してしまう人も少なくないです。

気軽にお金を借りられるキャッシングはたしかに便利ですが、その便利さ故につい借金していることを忘れやすい危険も孕んでいるということを決して忘れないでください。

そしてキャッシング会社も、借り過ぎで返済に苦しむ人を出さないための取り組みをしています。

回収不能になれば当然損をしてしまいますので、そうならないためにもできる限りリスクの少ない回収見込みのある人にのみ融資することを重視しています。

その為にも、審査で返済能力をしっかりと見極める必要があり、勤務先への在籍確認や個人信用情報の照会を行います。

審査を嫌う人が多いですが、多重債務で苦しむ人を増やさないためにもキャッシング会社は一人ひとり審査を丁寧に行っているのです。

キャッシングよくある質問Q&A

ここではキャッシングに関するよくある質問を紹介します。

在籍確認ってどんな手続ですか?

在籍確認とは審査時に行われる勤務事実を確認する手続です。主な手続方法は、キャッシング申し込み者の勤務先に電話をして勤務事実の確認を取ります。

在籍確認はどのキャッシング会社でもかならず行っており、これをクリアできないと融資をうけることはできません。

複数回にわたり在籍確認を行っても確認が取れない場合は審査落ちになりますので注意してください。

また勤務先に電話すると言っても、会社名を名乗ったりキャッシングの在籍確認であることを他の従業員に教えるようなことは絶対にしません。

会社の同僚にバレないようにするには

キャッシング会社は在籍確認でバレないように細心の注意を払ってくれますが、それでも100%バレないという保証はありません。

どうしても職場にバレるのを避けたいという場合は、書類で在籍確認してもらうと良いでしょう。大手消費者金融なら社員証や給与明細書などで在籍確認を取ってくれますので、申し込み後に相談してみましょう。

詳しくは「お金借りるには在籍確認なしはあり得ない!?職場バレしないで借入する方法」をご覧ください。

キャッシングですぐにお金借りることはできますか?

即日融資対応のキャッシング会社に申込めば、その日のうちにお金を借りることも可能です。特に大手消費者金融は融資スピードに長けており、最短1時間で借りられることもあります。

急いでいる方は大手消費者金融のキャッシングを中心に検討すると良いでしょう。

参考:即日でお金借りるための方法を徹底解説

家族に内緒でキャッシングできますか?

家族にキャッシングがバレる原因の第一位は郵送物です。そのため、郵送物を見られないようにすれば家族に内緒で借りられます。

大手消費者金融であれば郵送物自体をなしにすることもできますので、郵送物を家族に見られる心配がある方は大手消費者金融に申し込むのが良いでしょう。

郵送物なしにしたい場合は、無人契約機で手続するもしくはカードレス契約が可能なキャッシングを選ぶと良いでしょう。

アコム、アイフル、プロミス、SMBCモビットはいずれも無人契約機で手続可能です。カードレス契約はプロミス、SMBCモビットでできます。

キャッシングの限度額は増やせますか?

限度額の増額は可能ですが、そのためには一定の利用期間と実績が必要となります。目安としては契約から半年以上利用していて、その間一切返済遅延をしていないことです。

単に契約して一切借入していないで半年経過しても増額は難しいです。半年間借り入れと返済を繰り返していることが重要です。

無利息サービスって本当に利息が発生しないのですか?

無利息期間中に関しては利息は一切発生しません。

たとえばプロミスの無利息期間は「初回借入日の翌日から30日間無利息」としており、初めてプロミスで借りた日の翌日から起算して30日間は利息がかかりません。

借りた金額が10万円で30日以内に返済する場合、支払う金額は元金のみで良いということです。

期間終了後は通常通りの利息が発生します。

また無利息期間中に約定返済日が到来したにも関わらず遅延した場合、まだ無利息期間が残っていてもその時点で無利息期間は終了となりますので注意してください。

返済を滞納したら怖い取り立てがあるのですか?

返済を滞納するとキャッシング会社から催促の電話や手紙が届きますが、テレビドラマのような暴力的な取り立てはありません。

そのような行為は法律違反だからです。

正規の貸金業者であれば違法な取り立てをすることはありませんが、返済滞納すると個人信用情報に傷がつきローンが組めなくなるというリスクがありますので、返済日は守るようにしてください。

延滞やブラックでも借りられますか?

原則として延滞中やブラックの状態では新たに融資をうけることは難しいです。そのような人にお金を貸すのはリスクが高いと判斷されるからです。

ただし、中小の消費者金融ですと借りられることもあります。現在の状況に比重をおいて融資の判断を下すことが多く、実際に延滞中やブラックでも借りられたという人もいます。

ただ中小の消費者金融は金利が高い、利便性が低い、稀にヤミ金が紛れているなどそれ相応のリスクが伴いますので利用しないことをおすすめします。

スポンサーリンク