この記事を5秒でまとめると…
- 身近な人にお金を借りる人はお金だけではなく人間関係にルーズな可能性がある
- 身近な人にお金を貸してしまう人は、周りからの目を気にしやすい傾向がある
- 場合によっては人間関係に影響をおよぼすため、出来る限り個人間でのお金のやり取りは避けるべき
身内や他人からお金借りる人は、一体どのような人間心理となっているのでしょうか?
借金を求める人の気持ちを理解していると、自分が借金を求められた場合に、関係性や距離感を上手に保つことができるでしょう。
金の切れ目が縁の切れ目というように、お金の貸し借りは金額に関わらず、自分側にも相手側にもリスクがあります。
この記事では、周りに借金癖がある人がいる場合を想定し、借金を求める人間心理の特徴についてお話します。
お金借りる人の心理を徹底解剖!
知人や友人から借金を求められたことがある人はお分かりだと思いますが、お金借りる人にはさまざまなタイプの人がいらっしゃいます。
色々なタイプがある
- 言葉たくみに借りようとする
- 見え透いた言い訳をする
- 理路整然と借金の理由を並べる
など、性格によってもマチマチです。
しかし、それぞれのタイプの人を大別すると、いくつかの心理パターンに大別することが可能です。まずはお金借りる人の心理パターンを紹介します。
周りに迷惑かけても平気
お金借りる人の心理としては、周りに迷惑がかかっても平気だという傾向があります。お金を借りるということは、相手を嫌な気分にさせている可能性もありますし、お金借りることによって、相手も金欠になる場合もあるでしょう。
また、ちゃんと返済されるか不安に思う人もいるため、そのような気持ちにしっかりと配慮しなければなりません。しかし、お金借りる人は、そのような配慮ができないことが多いのです。
心理的優位に立っている
お金借りる人が、お金を貸してくれる人よりも、心理的に優位に立っているケースも考えられます。いいかえれば、相手を下に見ていると表現することもできます。
カモにされないように要注意!
友達からお金借りる場合に、ハッキリ断るような相手よりも、優柔不断で断り切れない相手にお願いした方が、貸してくれる可能性が高いと計算している場合も多いのです。
カモにされないように気を付けなければなりません。
お金のマインドが低い
お金に関してのマインドが低いというケースもあります。お金を借りる人は、お金を大事に考えているようで、実はお金を大事に思っていないケースが多いのです。
お金に対する欠乏マインドによって、お金がどんどん減っていく思考や行動をしてしまうため、浪費やギャンブルにのめり込む場合もあります。お金に対するマインドが低い人にお金を貸すと、返ってこない可能性が高いので注意が必要です。
無謀なプラス思考
お金借りる人の心理は、無謀なプラス思考に憑りつかれている場合もあります。
方法も分からないのに
何の根拠もない
- 「絶対返せる!」
- 「必ず何とかする!」
などと根拠のない自信だけ持っているのです。
脳科学や心理学において、真のプラス思考とは、最悪に備えて最高をイメージすることなので、最悪に備えのないプラス思考は単なる無謀でしかありません。
借りる人ごとに心理は異なる?
ここまで、お金借りる人の心理パターンについて紹介してきましたが、もう少し詳しくいうと、借りる相手によって心理はことなります。
ここでは、
- 「親にお金借りる人の心理」
- 「友達にお金借りる人の心理」
- 「彼氏や彼女にお金借りる人の心理」
- 「同僚にお金借りる人の心理」
について紹介したいと思います。
親にお金借りる人の心理
親にお金借りる人の心理は、親であれば自分の味方なので、頼みを聞いてくれるに違いないと考える傾向があるようです。
確かに、親は一番の味方ですので、困った時には助けてくれることでしょう。
親からお金を借りる際の注意点
ただし、親とはいえ、借用書と利息の設定をし、返済実績を作っていかないと、税務署から借金とみなされない可能性があります。その結果、贈与税がかかる場合がありますので、留意する必要があります。
友達にお金借りる人の心理
友達にお金借りる人の心理としては、その関係性によっていくつものパターンがあります。
- 「信頼関係があるから助けてくれるかも知れない」と考えるパターン
- 「自分は相手を信頼していないけれど、相手が信頼してくれているから貸してくれるだろう」というパターン
- あの人なら関係が壊れてもいいから、とりあえず借りておこう」というパターン
など、その種類はさまざまです。
ただし、利己的な借り方をすると、友達間から噂が派生し、あなたの悪い評判が拡散する恐れもありますので、注意しなければなりません。
彼氏や彼女にお金借りる人の心理
彼氏や彼女にお金借りるケースは、恋愛関係が成立している間には、信頼関係で借りようとするパーターンが多いようです。
しかし、恋愛関係が冷え込んできている場合には、借金をするのに都合の良い相手と捉えている場合があります。
特に、元彼や元カノの場合からお金借りる人の心理には、その傾向があるようで、SNSなどをリサーチしていると、その実態を垣間見ることができます。
同僚にお金借りる人の心理
同僚からお金借りる場合には、若干慎重にお願いする人が多いようです。同僚の場合には、職場が同じなわけですから、変な評判が立つことに恐れを抱きやすいのです。
万一、借金トラブルが職場の雰囲気を壊すなど、仕事に悪影響を及ぼした場合には、会社からペナルティーを与えられる可能性もありますので、安易な借入れはしにくいようです。
お金を貸してしまう人の心理
では逆に、お金を貸す側の心理としては、どのようなものがあるのでしょうか?
借りたい人の人間心理を受けて、貸す側の人間心理がマッチングした時に、お金を貸すという具体的な行動になるわけです。
そのため、お金を貸す側の心理も借金に大きな影響を及ぼしています。
ここでは、お金を貸してしまう人の心理として、
- 「その場の体面を気にする」
- 「本気で相手の役に立ちたい」
- 「自己重要感を高めたい」
の3つの典型パターンを紹介します。
その場の体面を気にする
お金を貸してしまう人は、借金の交渉をされている時に、その場での自分の体面を気にしてしまうあまり、ハッキリと断れないケースがあります。
- 「本当は貸したくないけれど、波風立てずに断れない」
- 「お金を貸すのは嫌だけれど、自分が嫌われるのはもっと嫌」
などと、相手に対して良い顔を繕おうとするのです。
そうなると、結局相手のペースに巻き込まれ、嫌々でも貸さなければならなくなるのです。
もちろん、助けてあげたくて進んで貸す人もいらっしゃいますが、嫌々貸している人もいるのです。
本気で相手の役に立ちたい
本気で相手の役に立ちたいと思っている場合は、近しい間柄のケースや、相手の状況に同情するケースによく見られます。
近しい間柄のケースは、信頼関係を前提として手を差し伸べたいと思うため、ごく自然な心理だといえます。
一方、それほど近しい間柄でもないのに、相手の役に立ちたいと思う場合は、寄付をする時の心理に似ているかも知れません。
自己重要感を高めたい
相手を助けることによって、自己重要感を高めたいと考える人もいます。人間心理の中には承認欲求というものがあり、人は自分を認められたいと本能的に考えているのです。
その要素の1つとして、自分は相手にとって重要な人物だと思われたいという欲求もあるため、お金を貸してあげることによって、その欲求を満たすことができます。
つまり、このケースでは、自分が重要な人物だと思ってほしい相手がお金に困っているということが前提条件となります。
まとめ
お金借りる人の人間心理には、いくつかのパターンがありますが、その内容は貸し手が誰かによっても変わります。また、貸す側の心理と相まって、借金が成立しますので、それぞれの立場での心理を把握しておくと、どちらの立場になっても有利となるでしょう。
ぜひ、参考にしていただき、人とのご縁を大切にすることを前提とした貸し借りに留めていただきたいと思います。